また会えるなら最後まで【うらたぬき】 (ページ6)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:166 hit

6 ページ6

Aside

言っちゃった、、後先考えずに…フられたほうがいいんだろうけど…どうして君は

う「ふふっ、俺も」

私を困らせてちゃうの…？

ふってほしかったけどそれはそれで嫌になるだろう

でも、一年で亡くなる私の頭には後悔が埋め尽くしていた

なんで、言っちゃったんだろ

マイナス思考になる

う「よかった、Aが居て、、、
聞かせてくれない…？悩んでること」

優しい口調で、うらたはきく

『今…言いたくない』

う「そっか、いつか聞かせてね」

『うん』

なんで、そんなに貴方は優しいの

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー診察室ー

呼ばれてきたのは診察室、そして受け終わったあとお医者さんが暗い表情で戻ってきた

なに…？悪い知らせじゃないよね、、
凄い心配になる

『そ、それで、どうでしたか？』

私は恐る恐る聞いた

医「残念ながら、貴方の寿命が、、」

怖い怖い聞きたくない
聞いたらもう立ち直れない気がする

でも、人間っていうのはある程度察しがよく作られているもので

分かってしまった

余命が縮まったということ
医「一ヶ月になってしまいました」

『、、そう、ですか』

医「思いあたる節は、ありますか？」

思いあたる節…？

『、、、！、厳しい運動を』

あのとき休んでいれば先生に言っていればよかったのかもしれない、、と今更後悔する

医「そうでしたか……それと、今後更に寿命が短くなって仕舞わないように入院生活になってしまいますが、、よろしいですか？」

本当は嫌だったでも外出出来るなら

『は、い、、でも、外出はできますか？』

医「はい、一週間に二度なら」

よかった……

『ありがとうございます』

医「はい…我々もなるべく貴方が悔いのないように過ごせるように努力しますので……それでは診察は終わりです。病室に戻っていいですよ」

『分かりました』

そう言ってドアをスライドして、廊下にでると

う「それで、どうだった？」

待っててくれたうらた

『大丈夫だって』

平然のように嘘をつく私

『でも、一ヶ月は入院だって』

う「、、ふーん、そっか、」

そういって歩き出すうらたと私

う「でも、嘘はよくないよ」

全て分かってるように言ううらた

うらたには叶わないか

『うん、』

残り30日____