32 ページ32
NO side
Aは退屈していた。
Aがこの世界に来てから1週間程が経ち、無事部屋も与えられ城に馴染み始めていた。
Aの部屋は角という概念が存在しないような何処もかしこもふわふわにされた部屋だった。
万が一、体の何処かを打ったりしてしまったら危ない、としんぺい神とオスマンによって高度な魔法を用いて作られた可愛らしい部屋だ。
ここ1週間でAは沢山の幹部と仲良くなっていた。
エーミールとの勉強、ゾムやチーノとの悪戯、
中でもAはひとらんとオスマンとする御茶会がお気に入りであった。
Aをかわいくしてくれるオスマンとかわいい動物と遊ばせてくれる心優しいひとらんにAはすぐ懐いた。
オスマンも可愛らしいAを大層気に入っているしひとらんもちいちゃくてよわよわなAに庇護欲が湧いて仕方がなかった。
そんな中Aは鬱の事がどうも苦手であった。
鬱はコネシマと違い直球にAの傷付く事を言う訳では無いがどこかAに対して敵意を向けているように見えた。
Aを見下すような目がAは嫌いであった。
コネシマと鬱以外とは仲良くやっているAだったが外は危ないから、と部屋から中々出してもらう事ができなかった。
いつもならシャオロンやゾムが遊びに来てくれたり、グルッペンがサボりにやって来たりと退屈することは無かったが最近は皆忙しいのか中々部屋に訪れることが出来ないでいた。
ゾムとシャオロンは仕事をサボっていたツケが回って来たのだろう。徹夜で仕事を回しているのか時々部屋に来るときは目元に隈がありフラフラした様子でAを吸うのが日常茶飯事となっていた。
そりゃ最初の4日間くらいは1人でも全く退屈しなかったが1週間ともなると流石に飽きる。
『どあ…！』
本来ならば鍵がなければ出入りすることが出来ないのだが何故かドアは既に開いていた。
好奇心旺盛なAが開いているドアを見てじっとしていられる訳がなくAは部屋の外へと出ていってしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
os：Aが可愛くて仕方がない。将来は俺のお嫁さんかな〜！
zm.sha：散々サボってたツケが回って来た人たち。Aでどうにか命を繋いでる
syp：部屋に近づく事を禁止されてる人
ut：？
終わり
ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←31
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1837人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふぇいる@saya(プロフ) - この作品めっっっっちゃ最高です！！らだおくん出てきたのは笑いましたww (2月12日 1時) (
レス) id: dbd927b43a (このIDを非表示/違反報告)
沖本(プロフ) - この作品何度も読み返してしまうほど大好きです！！！めちゃ面白いです！！！とうこうがんばってください！！！ (2月3日 10時) (レス) @page9 id: 86edf69a89 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - rdoや!rdoとの絡み好きです!！ (1月23日 17時) (レス) @page31 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
わらびだんご(プロフ) - らだお出てきて笑っちゃいましたwww (1月19日 14時) (レス) id: c03bca7657 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - まちげぇた、rdo (1月18日 19時) (レス) @page31 id: f23bfbddd8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：M | 作成日時：2023年12月11日 18時
