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em side
em「ニンゲンに関する本は確かここら辺に…お、あったあった」
自身の分の書類を全て終わらせ、手が空いたのでニンゲンの事について調べる事にしようと本を探していた。
本を持ち、私の特等席へ向かう。
ここは日当たりがとてもよく、外の景色が綺麗に見える。今は冬で外の木は少し寂しげだが春になると綺麗な花が咲く。
桜と言ってひとらんさんの故郷の花だとか
魔法で植物の成長を促すことの出来るこの世界で、ひとらんさんはそういった魔法は使わず自然の力で植物を育てている。
桜の木も含め、ここから見える庭は全てひとらんさんが手入れを行っているためとても美しい。
そういえば庭にひとらんさんがいない。いつもはこの時間帯にいるのに…
どうしたのだろう、と少し考え始めたときだった
?「だーれだ！」
em「え、えぇっ！」
後ろから誰かに目を隠されてしまった。
声を聞く限りシャオロンさんだが、シャオロンさんにしては手が小さすぎる。
鍛錬によって築き上げられた彼の分厚い皮膚とは程遠く、ふにふにしていて程よい暖かさを感じる。
これは1人しかいないな
em「…Aちゃん？」
『え、！なんでわかったの！？』
sha「クソっ、騙されんかったか…」
どうやら合っていたようで目から手が離れていく。
それと同時に後ろを振り向けばそこにはシャオロンさんと抱っこされているAちゃんがいた。
『…かんたんだった、？』
大分自信があったのだろう、簡単にバレてしまったことが悲しかったのかしゅんとした表情で私に尋ねてくる。
な、なんやその可愛いお顔は…
em「…驚くほどに難しかったです、」
あんな表情をされて″はい簡単でした″なんて言えるわけもなく、嘘をつくとAちゃんはよかった、とすぐさま笑顔になった。
小さい子ってこんなに可愛いんやな…
小さい子にはあまり良い思い出が無かったが、少しショッピくんの気持ちが分かったような気がした。
sha「A、コイツはエーミール。ここで司書…本の貸し出し屋さんをしてる。あ、あとハゲてるで」
em「ちょっと！変な嘘教えないでくださいよ！！ハゲてません！！！」
紹介をしてくれた、と思ったらしれっととんでもない嘘をつくシャオロンさん。
もしAちゃんが信じちゃったらどうするんや！！
誤解を解くためにもう一度しっかり自己紹介をしなくては…
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コメありがとうございます！
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ふぇいる@saya(プロフ) - この作品めっっっっちゃ最高です！！らだおくん出てきたのは笑いましたww (2月12日 1時) (
レス) id: dbd927b43a (このIDを非表示/違反報告)
沖本(プロフ) - この作品何度も読み返してしまうほど大好きです！！！めちゃ面白いです！！！とうこうがんばってください！！！ (2月3日 10時) (レス) @page9 id: 86edf69a89 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - rdoや!rdoとの絡み好きです!！ (1月23日 17時) (レス) @page31 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
わらびだんご(プロフ) - らだお出てきて笑っちゃいましたwww (1月19日 14時) (レス) id: c03bca7657 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - まちげぇた、rdo (1月18日 19時) (レス) @page31 id: f23bfbddd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2023年12月11日 18時
