16 ページ16
ci side
ci「ん、もう朝か…」
昨日はAを風呂に入れて、着替えさせてあげたり諸々の世話をしてあげた。
…A？、そうだA！！！
急いで隣に寝かせているAが生きているか確認する。
ci「…よかったぁ、」
Aは昨夜と変わらない様子でぐっすりと眠っていた。
かわいいなぁ…
起きたら死んでしまっているのではないかと気が気でなかった為本当に安心した。
ci「A〜、起きろ〜…わ、ほっぺぷにぷにやん」
Aを起こさなければいけないのだが無理矢理起こすのも可哀想なので頬をつついてみる。
『んぅ…』
頰の柔らかさに夢中になってしまいAの頰をしばらく触り続けていると流石に頰の違和感を感じたのかAが薄らと目を開けた。
寝起きで意識がはっきりしてないのかまだボーっとしている。
『……あ、ちのくんおはよぉ』
昨夜Aに自己紹介をした俺。
寝起きで呂律が回っていないのに加え幼く元々舌足らずなAが俺の名前を呼ぶ姿は大変可愛い。
グルッペンさん達はまだ名前を覚えてもらっていない中、自分の名前だけ覚えてくれたという優越感も堪らない。
ci「おはよぉA。」
顔を洗う為にAを抱えて洗面所へ向かう。
その間もAは眠そうに首を揺らしていた。
しょぼしょぼしててかわいい
眠たげなAの顔を水をかけてあげた。
『びゃ！！つめたい…』
ci「んふっ…w」
水の冷たさに驚いて変な声をあげたAに思わず笑ってしまった。
その後自分の顔も洗って歯を磨き、最後にAの磨き残しがないか確認した。
着替えもして諸々が終わった頃にふと時計を見てみると既に朝食の時間を過ぎてしまっていた。
ci「うっわ…どうしよ！」
のんびりし過ぎていたせいか準備に時間がかかってしまったようだ。
人の多い食堂にAを連れていく事はできないし、部屋に1人置いてく事も出来ない。
どうしようか、と考えていると誰かが俺の部屋の扉を叩く音がした。
sha「おーい！邪魔するぞ〜。」
どうやら扉を叩いたのはシャオロンさんだった様だ。
俺の返事も聞かずに入ってきたシャオロンさんの手には朝食の乗せられたトレーがあった。
sha「Aおるから遅くなるやろなって思っててん！持ってきてやったで！」
ci「えー！ありがとうございます！！」
sha「あ、チーノの分はないで。」
ci「え」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1836人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふぇいる@saya(プロフ) - この作品めっっっっちゃ最高です！！らだおくん出てきたのは笑いましたww (2月12日 1時) (
レス) id: dbd927b43a (このIDを非表示/違反報告)
沖本(プロフ) - この作品何度も読み返してしまうほど大好きです！！！めちゃ面白いです！！！とうこうがんばってください！！！ (2月3日 10時) (レス) @page9 id: 86edf69a89 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - rdoや!rdoとの絡み好きです!！ (1月23日 17時) (レス) @page31 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
わらびだんご(プロフ) - らだお出てきて笑っちゃいましたwww (1月19日 14時) (レス) id: c03bca7657 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - まちげぇた、rdo (1月18日 19時) (レス) @page31 id: f23bfbddd8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：M | 作成日時：2023年12月11日 18時
