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sha side
勿論だ、というグルッペンの言葉を聞いてAは安心したのか、嬉しさからか更に泣き出してしまった。
その泣き顔は先程とは違い笑顔に満ちていた。
先程自分がさせてしまった顔を思い出した。
真っ赤な顔、潤んだ瞳、釣り上がった眉にきゅっとなった口。可愛かったけれどとても辛そうで追い詰められた様な表情だった。
今になって大きな罪悪感が俺を襲った。
今でもあの表情は可愛いと思うし忘れられないけれどもう、あの表情をさせたくないと思った。
あの表情は好き、でも見たくない。
自分でも何が何だかわからなくなってしまった。
sha「よぉわからんな…」
ht「シャオロン。」
悶々と考えているとひとらんから声を掛けられた。
その声は先程と変わらず怒っているのが感じ取れた。
ht「あんな小さい子に酷い事言って、泣かせて謝らせて何してるの？まさか謝らないわけないよね。」
そうや、まず謝らないと…
でもあんな顔をさせてしまった手前バツが悪く、なんて声を掛ければわからなかった。
どうしよ！？
gr「…A、あそこのおじさんが何かお前に言いたい事があるみたいだゾ。」
グルッペンが俺のことを見てAにそう告げた。
おじさんって俺のことか？俺まだそんな歳じゃないんやけど！？
おじさん呼びに少し苛ついたがAに謝るチャンスをくれたグルッペンには感謝しかない。
sha「えーっと…その、ごめん…酷いこと言って、。」
グルッペンの腕に抱かれたAの元まで行き、俯きながら謝罪をした。
子供というのはとても素直だ。拒絶されるのが怖くてどうしても顔が上げられなかった。
『…いーよ。』
sha「え…」
Aの返事に驚き顔をあげるとAはこちらに手を出していた。
『ん…』
sha「え？」
『なかなおりのあくしゅ。…なかよし、しよ』
そう言ってん！っといって更に手を突き出してくるA。
怪我をさせないように慎重にその手に触れると、小さな手では俺の手を十分に握ることができなかったのか指をキュッと握った。
はわ…あかちゃんやん…
『えへ、これでなかよしだぁ』
そう言ってAはにへらと笑った。
あ、分かった。
俺、Aに笑ってて欲しいんや
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
sha:ヤバい人からちょっとヤバい人になった。
gr:しれっとおじさん呼びした人。面倒見いいね
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ふぇいる@saya(プロフ) - この作品めっっっっちゃ最高です！！らだおくん出てきたのは笑いましたww (2月12日 1時) (
レス) id: dbd927b43a (このIDを非表示/違反報告)
沖本(プロフ) - この作品何度も読み返してしまうほど大好きです！！！めちゃ面白いです！！！とうこうがんばってください！！！ (2月3日 10時) (レス) @page9 id: 86edf69a89 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - rdoや!rdoとの絡み好きです!！ (1月23日 17時) (レス) @page31 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
わらびだんご(プロフ) - らだお出てきて笑っちゃいましたwww (1月19日 14時) (レス) id: c03bca7657 (このIDを非表示/違反報告)
ひゅーまん - まちげぇた、rdo (1月18日 19時) (レス) @page31 id: f23bfbddd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2023年12月11日 18時
