赤羽くんと夕凪さん【暗殺教室】 (ページ6)

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♯4 ページ6

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暗殺といっても、授業やホームルームの開始前に発砲したり、先生が近くにいる時にさりげなくナイフを刺したり……まあ当たり前だけど、まだ誰も当てれていない。
ちなみにウチのクラスには殺せんせーの他にも、副担任という名の先生が2人いる。

1人目は烏間先生。防衛省の人で、殺せんせーを殺して欲しいと私達に直接お願いしてきた人だ。とても苦労人である。
2人目はイリーナ先生。あだ名はビッチ先生。殺せんせーを殺すために送られた、プロの殺し屋。なんやかんやあり、私達E組と過ごす中で彼女もせんせーの命を狙っている。スタイル抜群の美人さんです。

暗殺(それ)以外は基本普通の学生を送っている私達。だけど、私はこのクラスに来てからある子に気に入られているみたいです。

「夕凪さん、さっきの授業も聞いてなかったでしょ？そんなので勉強大丈夫？」

隣の席の赤羽くん。朝から放課後までずっと私に話しかけてくる暇人くん。

「別に。私は普通ぐらい取れてたらいいから」

「そう？」

「あ、ていうか聞いてよ」そう言って赤羽くんは、またおしゃべりを始める。私はいつも適当に相槌を打ちながら、本を開く。基本彼の話は聞いていない。

「その時寺坂が……って、夕凪さん聞いてないじゃん」

「聞いてるよ。お気に入りの唐揚げ屋さんが閉店したんでしょ」

「全然違う」

赤羽くんはまたしゃべりだす。……ほとんど独り言なの、気づいてないのかな。