赤羽くんと夕凪さん【暗殺教室】 (ページ40)

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♯37 ページ40

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普段の授業があんなだから、こういう雰囲気の先生は珍しい。これからもこんな先生見られたらいいなぁ。
話は移り代わって、イリーナ先生が落としてきた男の人の話になるみたい。

「矢田さん」

「ん？」

「落とすって、イリーナ先生落とし穴でも作ったの？」

その瞬間、場が凍りついたような気がする。

「え、ちょ、心花！そんなことも知らないの！？」

「うん」

「これはまさか、心花ちゃんを穢す行為…！？」

「耳！耳塞ごう！」

何故か騒然となる女子部屋。するとイリーナ先生の咳払いで、また静寂が訪れる。

「そんなことしても意味ないわ。ねぇ、心花」

「？」

「これからするのは、アンタがこれまで知らなかった世界の話よ。嫌でも知ることになるんだから、聞いておきなさい。他のガキ共もそう。ちょっと刺激が強いけど覚悟なさい。
例えばあれは17の時…………っておいそこ！！！！」

いつの間にか殺せんせーも私達の輪の中に混ざっていた。私達と同じ浴衣を来て、顔はピンクに染まっている。

「何気なく紛れ込むな、女の園に！！」

「えぇ？いいじゃないですか、私もその色恋の話聞きたいですよ」

せんせーは意外にも恋愛ものに興味があった。
だけど中村さんや他のみんなから自分の恋愛話を聞かれると、ご自慢のスピードでその場から逃げた。

「逃げやがった！」

「捕らえて、吐かせて、殺すのよ！！！」

イリーナ先生含め、他のみんなはナイフを持ってせんせーを殺しに行った。ポツンと一人残された私は、さっき買ったストレートティーを持って、少し外に出た。