赤羽くんと夕凪さん【暗殺教室】 (ページ39)

今日:70 hit、昨日:197 hit、合計:7,226 hit

♯36 ページ39

.

お風呂から上がった後、みんなは好きな人の話で盛り上がっていた。正直私はよく分かんないから、お財布を持って自販機にジュースを買いに来ていた。

「どれにしようかな……」

特に飲みたいと思って買いに来たわけじゃないから、とりあえず神様の言う通りにしておこうと思う。

「あれ夕凪、一人か？」

「……磯貝くん。も、ジュース？」

「ああ。夕凪は決めたのか？」

「今神様の言う通りにしてる」

「ん？」

指が止まったボタンを押すと、落ちてきたのはレモンスカッシュ。

「…………磯貝くん、」

「どうした？」

「これあげる」

「え、なんで？」

「私炭酸飲めないから」

「なんで炭酸買ったんだ？」

神様が言ってもコレは飲めません。大人しくストレートティーを買うと、そのまま部屋に戻る。

「あー！心花帰ってきた！」

「今からビッチ先生の大人の話聞くの〜、夕凪さんもこっちこっち！」

あれよあれよという間に輪の中に入り込んだ私。ちなみに隣には矢田さんと愛美ちゃんがいる。

イリーナ先生の話は結構面白かった。先生経験豊富そうなのに、まだまだ20歳みたい。でも見た目は合点いく。

「いい？女の賞味期限は短いの。アンタ達は私と違って、危険とは縁遠い国に生まれたの。感謝して全力で女を磨きなさい」

「ビッチ先生がマトモなこと言ってる」

「ちょっと生意気」

「先生っぽい」

「なめんなクソガキ！！！」