赤羽くんと夕凪さん【暗殺教室】 (ページ3)

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♯1 暗殺教室編ページ3

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疲れる。

重い。

キツイ。

E組ってだけで、こんな山岳部みたいなことしないといけないのなんでなんだろう。

私は今日もこの長い長い山を登る。

県内屈指の進学校である、椚ヶ丘中学に通う私は、本校舎とは離れた“特別教室”に登校している。
それが何故山の中にあるのかというと、その教室が『エンドのE組』と呼ばれる、落ちこぼれ集団の教室だからだ。

「夏とかただの地獄じゃん」

エリート校であるこの学校では、成績不振、暴力行為、校則違反、学校の信頼を失う言動を行った者は問答無用でこの場所に送られる。
なんだっけ……心を磨く、本校舎の生徒に悪影響が出ないようにみたいな適当な理由つけてるんだよね。

この教室の生徒は本校舎にいる生徒や教師からは、格下のように扱われ、蔑むような目で見られ、他様々な場面で差別を受けている。

「あーあ。お家帰りたいなぁ」

傍から見れば、劣悪な環境である私達の教室は、そんじょそこらの教室とはちょっと…………いや、だいぶ違う特徴をもっていた。