空が晴れたら 2 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:4,381 hit

Sky 46 ページ3

Youside

きりーつと学級委員が言うとみんなビシッと立つ

それを見て嬉しそうなたかの…岩田先生…

剛典｢はーい、じゃあ56ページ開いてー｣

みんな岩田先生の前では真面目にしていい子に見られようってわけか、私語がない。

よりによって、数学の先生だなんて、

私苦手なんだもん。剛典くん…じゃなくて、岩田先生に当てられたりしたら恥ずかしいじゃん。

あ、でも答えなきゃ困るよね。教育実習生なんだもんね………

昔から勉強よく出来て、すごぃ………………

ふじいーと誰かが萩花を呼ぶ声が聞こえて重たい頭を持ち上げる

萩花｢起きたみたいです｣

剛典｢藤本、寝ちゃダメだろ～？笑｣

名簿も見ずに名前言えるようになったんだ、偉いな…

なんて考えながら俯いてすいませんって言うとにっこり笑いながらしょうがないですねぇだって。

女子たちはみんな何今の！？やばくない！！！なんて言っちゃってさ。

萩花にごめんってだけ謝って起きてようと思ったんだけど、どうしても問題わかんないし楽しくなくて

結局眠気に負けました。

-

授業が終わって萩花と単語帳を購買に買いに行こうとすれば肩をぽんぽんぽんと優しく3回叩かれた。

誰だろ、なんて思って振り向くと……

『い、岩田先生…！』

剛典｢授業結局ほとんど寝てたでしょ？笑｣

『…すいません…』

剛典｢今日の放課後補習決定！！｣

『…えっ！？1人ですか？』

剛典｢うん、だってみんなちゃんと起きてたよ。｣

『萩花～！』

萩花｢私ちゃんと起きてたの。ごめんね？｣

剛典｢あっ！でも～、誰だっけ、あの、イケメンの……背が大きいほうじゃないほう！｣

萩花｢白濱ですか？｣

剛典｢そう！！白濱！あいつも補習だな！｣

『そうなんですか！？』

剛典｢だってあいつ、上の空だったし…！ってことで放課後とりあえず職員室前ね！｣

早足に去っていった岩田先生を見て

イケメンの背が大きいほうじゃないほうってどういう例え方よって萩花が突っ込んでた