twilight alone (ページ38)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:213,205 hit

・ページ38

・

A「お兄ちゃんとは仲いいの？」

宇月「まあ、それなりには…お兄ちゃん、あんまり家にいないから…」

A「そっか…さみしいんだね」

宇月「…ちょっとね」

儚げに笑う姿はあまり松田君に似てなかった

彼はどちらかというと天真爛漫なかんじがするし

A「じゃあ、私からも伝えておくね」

宇月「ううんやめて下さい、お兄ちゃんの迷惑になるから…」

けど、兄を思いやっている

多分、嫌いじゃないんだと思う

A「そっか…ねえ、もしお父さんがいなくなったら…悲しい？」

駅も近くなったので本命の事を話す

すると、宇月ちゃんは少しびっくりひた顔をした

宇月「…知ってるの？」

A「ごめんね、嘘ついたの…私は君のお兄さんに依頼された…まぁ、何でも屋ってところかな」

宇月「そっか」

びっくりした顔をした

けどそれきり、宇月ちゃんは黙ってしまった

A「もし宇月ちゃんが話さないなら、お兄さんにいう通りにするよ」

宇月「…お兄ちゃんはなんて？」

A「お父さんを警察に突き出すと」

宇月「…いいよ、その方がいい」

A「そっか」

そう言った彼女の顔は太陽に照らされてよく見えなかった

・

北斗「で、それは成功なの？」

A「まあ、本人の思いなんだし…」

店に帰って事後報告

うーん、なんとも難しい

顕嵐「監視カメラはバッチリだよ」

長妻「うまくカモフラージュできたし！」

安井「シメ、映りは？」

七五三掛「大丈夫」

…やっぱシメ気合入ってるな～

安井「んじゃ、早いとこ片付けないと妹さんが大変だね」

北斗「証拠が一回撮れたらすぐ警察に突き出そう」

七五三掛「ねえ、俺一度そのお父さんに会って見てもいい？」

ん、シメが外に出るか…

めずらし

安井「いいけど…バカなことはするなよ」

七五三掛「もちろん」