twilight alone (ページ37)

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そして月曜日、宇月ちゃんの学校の近くにスタンバイ

まあ、適当にコケるやらもの落とすやらして声をかけてもらう

お、出て来た…

やっぱり1人か

A「……」

どっちの方向に歩くかはわかってるのでその前を歩いて…

携帯を出すふりをして定期を落とす

宇月「…あの」

A「はい？」

宇月「これ、貴方のですか？」

優しい子でよかった！

A「そうです！ありがとうございます！」

はい、作戦成功

こっからうまく話せるかな…

A「あれ？もしかして元太くんの妹さん？」

すると、少し顔が明るくなった

なんだお兄ちゃんのことは好きなんだ

宇月「兄の名前は元太ですけど…」

A「私、友達なの！よく話は聞いてるよ！」

宇月「そうなんですか…」

う、暗い…

こういう場合どうしたもんかな

A「今日、暇？よかったらカフェでもどう？友達先に帰っちゃって暇なんだー」

宇月「でも、帰って晩御飯の準備しないと…」

えらい

晩御飯の準備してるんだ…

まあ、お父さんとお兄ちゃんとだもんね

A「そうなの？じゃあ途中まで一緒に帰らない？」

宇月「…方向が一緒なら」

A「私は〇〇駅に向かうんだけど…」

宇月「私もです」

知ってるよ

A「よかった！じゃあ行こ！」

半ば無理やり宇月ちゃんと帰ることにした

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