第788話 ページ7
ダイニングで朝食をとりながら仲間たちは今日の行動について話し合っている。
アーチャーとランサーは口喧嘩をしていた。
やべぇ、サンジとゾロみたいな関係が1組増えた…
フランキー曰くパドルを使えば進めないこともない、だそうだが、ナミの予測によればあと一日もすれば風も戻るとのことで、今日は冒険はひとまず休みということになった。
頼もしい船について語る船大工、天候を読み解く航海士、その姿にブルックは興奮したように「ヨホホ」と声をあげている。
ル「う〜ん、やっぱサンジのメシは最高だな！！」
ブ「ヨホ！」
サ「ロビンちゃん、シーフードサラダのおかわりをどうぞ」
ロ「ありがとう」
ブ「ヨホホ！！」
凄腕コックのサンジの活躍にもまたブルックは感心して声をあげる。
貴「どうした？ブルック」
術「朝っぱらからなにはしゃいでんだ？」
剣「面白ろいことでもあったのか？」
チ「昨日船番やった時に航海日誌を見たんだって」
チョッパーがそう説明してやると、ブルックは興奮のままに立ち上がった。
ブ「そうなんです！私たまたまその一部を見てしまったんです！！正直言って驚愕しました！あれ以来まだ興奮が冷めやらず！！」
今までの冒険を思い返し、Aとナミは目を合わせて思わず笑ってしまう。
ロ「そうね。でもこれから先、どんなことを書き加えていくのかしら」
チ「ブルックのことも航海日誌に乗るようになるんだな！！」
ブ「そこなんです！！私も皆さんの仲間となったからにはなんとしても皆さんのお役に立たねばと！」
やる気に満ちたブルックは瞳を(ないが)キラキラと輝かせて決意表明をする。
そんな新入りの気持ちを知ってか知らずか、獲物を狙う意味で目を輝かせる男に気づき、ナミは言った。
ナ「ブルックが張り切る気持ちは分かるけど、その前にひとつアドバイスしといてあげる」
ブ「聞かせていただきますナミさん」
ナ「この一味では食事の時も決して気を抜かないこと」
ブ「はい！ そのことならばこの速斬りのブルック、いつ何時敵が攻めてこようとも――」
ロ「もう手遅れのようね」
ブ「ヨホ？」
ル「その飯もらったーーー！！」
ルフィの伸びた腕がブルックの皿の上にあったシーフードパスタをあっという間に攫ってしまう。
その次の瞬間にはAの皿に再び手が伸びてきたので、すかさずAはその手にフォークを振り下ろした。
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作者名：覇月 | 作成日時：2020年8月16日 8時
