第828話 ページ47
ル「ぐお！！」
ロ「！？衝撃波じゃないわ！」
フ「何だアレ！？こんな事もできたのかあいつ！！」
ル「うォい！！ 衝撃波てウソじゃん！！」
ウ「アレは……！！」
ル＆ウ「「ビームじゃーーーん！！！」」
ナ「喜んでる場合かアホ共！！」
弓(手が肉球ではなかったな、それに雰囲気が違う！)
あの男はあんなに無機質な印象だったろうか。
表情も変わらず単調な話し方の男だったが、まるで地盤のようにビクともしない雰囲気だったろうか。
ル「もしかしてスリラーバークで後で来たって言ってた奴か！？」
フ「ああ！コイツがそうだ。あの時は手のひらの肉球から衝撃波を撃たれてえらい目に遭ったんだが」
チ「あそこでおれ達を全滅させたつもりだったけど、生きてる事に気づいてまた来たんだきっと」
くまはゾロと取引をして、敢えて全員を逃がしたのだ。
サンジ、ランサー、キャスター、ロビン以外のみんなは真相を知らないから仕方がないのだが…。
次はねェってか……
貴「ﾁｯ」
Aは刀2振りを抜刀し、くまと思しきものへ向かう。
貴『二刀流……氷龍斬華(ひょうりゅうざんか)！！』
斬られた所から氷の花が咲き、動きを封じ込める。
確かあいつはパシフィスタと言っていた。なら、こいつもそれに近いもののはず……
動きが封じ込まれている隙にゾロは刀を構え、ルフィは拳を引き、サンジは足先に熱を溜めこむ。
ゾ『三刀流……』
ル『ゴムゴムの』
サ『悪魔風(ディアブル)』
『『『羊肉(ムートン)JET六百煩悩攻城砲(ポンド)キャノン！！！』』』
強烈な攻撃がくまの鉄のような胸板を直撃した。
さすがの巨体も後ろへ大きく吹き飛んでゆく。しかし大した手応えはなかったのだろう。すぐに起き上がってくるだろう敵を警戒したまま、四人は顔を突き合わせた。
貴「ゾロ、サンジ。コイツなんだか……」
ゾ「ああ、前とはまるで違ェ。まるで別人と戦っているようだ」
ル「ハァ、じゃああいつ双子なんじゃねェか！？」
貴「いや、それは考えにくいな」
サ「とにかく本物なら瞬間移動でもっと攻撃を避けるはず。何より衝撃も飛ばさねェし肉球もねェ……！」
ゾ「だがニセ者だと言うならそれはそれで問題だ……」
ナ「あんなに強い人が二人もいるだなんて……。……！」
ウ「うおっ！もう起きやがった！」
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作者名：覇月 | 作成日時：2020年8月16日 8時
