第825話 ページ44
ル「え〜〜〜〜〜！！？海賊王の船にィ〜〜〜！！？」
レ「ああ。副船長をやっていた……シルバーズ・レイリーだ。よろしくな」
チ「副船長〜〜〜〜〜！！？」
ロ「……あら気づいてなかったの？」
ナ「その名前メチャメチャ知ってる〜〜〜！！！」
ウ「いろんな本に載ってる〜〜〜！！！」
サ「確かに誰でも一度は聞く名だ」
なんで冥王レイリーが私のことを？
貴「あの、レイリーさん、なんで私のこと知って…」
レ「ん？まぁ覚えてないのも当然か、まだお前が３つの時にあったからな」
３つの時…島にいた時か。ん？待てよ、てことは
貴「あの、そのぉ。私の母さんと知り合いで？」
恐る恐るレイリーに聞いてみる。
レ「知り合いも何も、マーズもロジャーのクルーだぞ」
貴「え゛」
全-術&狂「えぇぇぇぇぇぇぇ！！！？」
狂「うるせぇ」
ル「ね、ねぇちゃんの母ちゃんって」
ゾ「海賊王のクルーだったのかよ……」
貴「マジかよ…おいキャスター、その事は」
術「おう、覚えてる」
貴「なんで教えてくれなかったんだよ！」
術「聞かれなかったからな」
貴「ひっで、前のマスターの娘なのに酷いぜこの人」
ただえさえあまり母さんの事知らなかったのに……
術「悪かったって、負担かけたくなかったんだよ」
貴「負担ってなんだよ。海賊王のクルーの娘だからか？だから何だ、逆に誇らしく思うぞ私は
母さんは母さん、私は私。それだけだ、わかった？」
真っ直ぐな瞳はキャスターをとらえて離さなかった。
術「ふっ、すまなかった。この無礼を許してくれ、マスター」
貴「あぁ」
レ「久しいなキャスター」
術「おう、久しぶりだな。シャクヤク、あれから変わってねェな」
シャ「あらそう？そういう貴方もね、キャスター」
術「俺は元から変わんねぇよ、過去の人間だからな」
シャ「それもそうね」
ゾ「ところで、何であんたみたいな大物とタコが知り合いなんだ」
昔話をしている暇はないと思ったのかゾロは話を遮る様にレイリーに訪ねた。
昔レイリーが海で遭難していたところを子供だったハチが助けたのが馴れ初めだそうだ。
――その後、レイリーはかつてゴールド・ロジャーが自首をしたことを次世代の若者たちに語って聞かせた。かつてロジャーは不治の病に侵され、最後の航海で偉大なる航路を制覇し、その後ロジャー海賊団は解散。その一年後に自首し、その最期の瞬間にすら時代を大きく変えて散っていったのだと。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：覇月 | 作成日時：2020年8月16日 8時
