第815話 ページ34
ロー「そう警戒すんな、今ここでやりあおうって訳じゃねェ。同期がどんな奴か見てみたかっただけだ」
ローの【同期】と言う言葉にA達は引っかかる。
術「同期？すまんが教えてくれねぇか、こちとら最近忙しかったもんでね。そういう情報が掴めてねェんだ」
ローは少し呆れ顔をし、教えてくれた。
同期と言うのも、麦わらの一味と同時期に此処シャボンディ諸島に到着した億越えルーキーを総称した呼び名らしい。その中には、ルフィ・ゾロ・Aが入っていた。
そしてローもまたその一人という。
貴「教えてくれてありがとう。ロー、あんた意外と優しいんだな((ニッ」
ロー「は？」
簡単な情報を教えただけで「優しい」などと言われ、ローは少し驚きコイツ馬鹿なのかと言わんばかりの顔をする。
術「わりィな、Aはいい奴だと思った相手にはこうだからよ」
ロー「…一応言っておくがおれはお前らの敵だぞ魔女屋」
貴「なんだよ魔女屋って、個人的にはAで呼んでほしいんだが…まぁいいか」
「おい、ピザはまだ焼けないのか！？ピーザーピーザーピィ〜〜〜ザ〜〜〜！！！」
大食いの女が出てこなくなった食事に不満を漏らして食器をガシャガシャ鳴らしている。
厨房に直接文句を言いに行ってやるとついには立ち上がりズンズン歩いてきた彼女はその先にいるAを見つけ「お！？」と食べかすのついた口を開いた。
「お前！【白銀の魔女】！！お前もシャボンディ諸島に来てたんだな〜！！」
貴「は、はぁ」
「敵同士とはいえお前には好感持ってるんだぜ！？何せ超新星で女なのは私とお前だけだかんなァ！」
って事は…
貴「あんたは【大喰らい】のジュエリー・ボニーか」
ボ「おう。野郎になんか負けねェで、頑張ろうな〜〜！！」
両手を掴まれブンブンと上下に振られ、されるがままAは「はあ」と曖昧に頷いた。
そのままボニーは遠慮なくAの髪を触ったり、手と胸元にある令呪を見たり…
勢いに押され、Aはどうしてか拒絶できない。
ボ「お前綺麗な髪してんなぁ〜。後これタトゥーか？」
貴「あ、あぁ。まぁな…」
ここは噓をつくのが吉だな。令呪だってばれたら何されるか…
そう、そうだとバレればサーヴァント欲しさに令呪のある部分を狙われるからだ。
ボ「ふぅん、胸あたりの奴も見せてくれよ」
貴「悪いがそれちょっと((汗」
流石にＮＧです。公共の場です〜
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作者名：覇月 | 作成日時：2020年8月16日 8時
