第814話 ページ33
狂「出来ない事はない」
貴「すまんが尻尾消してこの服に着替えて欲しい」
狂「なぜだ」
貴「何故ってそりゃあ、大事にならないためってのと人攫いに遭遇して大事にならないためだ。頼む、仲間まで危険が及ぶかも知れないんだ」
狂「ﾁｯ…了解」
バーサーカーは渋々服を受け取る。
貴「すまん、ありがとう」
狂「ケッ」
そして着替え終えたバーサーカーは男部屋からでてきた。
槍「お〜、似合ってんじゃねェか」
術「……ヤバめのヤンキー？」
弓「自分自身に言っているようなものだぞ、キャスター」
ナ「あら、いいじゃない」
剣「うむ、センスいいな奏者！」
貴「だろ？」
黒のライダースジャケットに少し明るめの黒のパーカー、白のジーンズに黒のブーツだ。
ちなみにブーツインである。
貴「眼鏡かけて〜。あ、大丈夫伊達眼鏡だから」
といい眼鏡をバーサーカーにかける。
ゾ「自分からかけに行ってるじゃねェか((汗」
貴「似合い過ぎでは？」
イケメンってなんでも似合うんすね…
狂「邪魔だ、外していいか」
貴「あ、うん。すまんな、いいぞ」
伊達メガネをAに返す。
貴「さて、んじゃお先〜」
みんなにそう声をかけて先にA達はシャボンディ諸島を観光することにした。
ーーーー
海兵の姿がちらほらと見え、A達は自然と海賊達の溜まり場であるGRへと歩いていた。
通り過ぎる人々は彼女達を見てはひそひそと顔を突き合わせて喋っている。
「あれって麦わらの一味の……」「手配書より綺麗だ♡」「連れの男怖っ」など様々な声が聞こえてくる。すっかり有名人のようだ。
貴「治安悪いなここ…」
槍「そうだな」
剣「うぅむ…ガラリと変わったな」
次の瞬間、お腹のなる音が聞えた。
貴「あ……」
全ー貴「ん？」
貴「店に行かね？腹減っちまった…あはは」
術「ははっ、んじゃメシにすっか！」
A達は場所を移し、24番GRのレストランで食事をとる事にした。
ご飯を食べていると、一人の男が話しかけてきた。
「おい、アンタ」
貴「ん…私に何かようか？」
「あぁ、アンタ麦わらの一味の【白銀の魔女】だろ？」
貴「そうだ、お前は？人に訪ねといて自分は名乗らない…なんて事ねェだろ？」
「……ハート海賊団船長のトラファルガー・ローだ」
貴「おや、船長さんがクルーの私に何かご用で？」
場合によってはマズいな…相手は船長だ…油断できない。
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作者名：覇月 | 作成日時：2020年8月16日 8時
