第813話 ページ32
魚人島はレッドラインの真下に空いた穴にあるらしい。なんでも海底一万メートルの場所だそうだ。
空島は上空一万メートルだったので、今度は真逆に一万メートル行くことになる。
そのためには船をコーティングしなければならず、その手段が今目指しているシャボンディ諸島にあるという。
そうこう話しているうちにサニー号の目の前に巨大な木々が見えてきた。
シャボン玉がふわふわとそこら中を飛び回っているそこに、確かに多くの建物がある。
シャボンディ諸島は正確には島ではない。ヤルキマン・マングローブという世界一巨大なマングローブの集まりだ。なので記録指針の記録が書き換えられる心配もないらしい。
７９の樹が集まり、その一本一本に町や施設があり、その全てをシャボンディ諸島と呼ぶのだそう。新世界へ向かう航海者達の集う島がここなのである。
海賊船を民間の入り口につけるわけにもいかず、サニー号は４１番グローブに停泊することになった。
島に上陸したルフィ達はハチからいくつかの説明を受けた。
特に念を押されたのは町を歩く世界貴族に遭遇した時は、何があっても見て見ぬふりをしろということだった。
我慢できるかな…
ナ「アンタ大丈夫なの？殴りかかったりしないでよね」
貴「ウン、ガンバル」
ナ「なんで片言なの…ホントに大丈夫？」
術「安心しな、俺らがついってっからよ」
ナ「頼むわよあんた達、殴ってでも止めて」
必死なナミの訴えにバーサーカー以外のメンバーは「お、おう」と返事をした。
ハチは額の太陽マークを絆創膏で隠し、ケイミーも長いスカートを履いて陸にあがった。
ルフィたちを案内しながら、ハチは念には念をと注意を繰り返している。
ハ「この島はさっきも話した通り、新世界を目指す者達が集う島だ。おめェらと同じ名の通った海賊達もいるし、それを狙う海軍、賞金稼ぎ、それに人攫い、海賊は人身売買されても一切法に守られねェ。目立つマネするとお前らなんて一気に目をつけられるから十分注意して行動しろよ」
てことは、バーサーカーに現代の服装させなきゃ。
と言うのも、キャスター、アーチャー、セイバー、ランサーはすぐ通常の服装から、現代的な服に着替えたのだが、バーサーカーは別だった。
貴「バーサーカー」
狂「なんだ」
貴「その尻尾って消せるか？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：覇月 | 作成日時：2020年8月16日 8時
