第812話 ページ31
術「ありゃあ……！(素質があるって事か、ルフィに…)」
貴「あれ…どこかで見た事が…」
ナ「何が起きたの？ ルフィ何したの！？」
ル「……？おれなんもしてねェぞ！？」
ロ「何かを発した訳でもなく……今ルフィがあの牛を威圧したように見えたわね……」
ウ「何だそれ、迫力勝ちみてェなもんか？ あのデケェのが気絶したんだぞ？」
愛バイソンをあっという間に倒されたデュバルは「おぬれェ麦わらの一味〜〜〜！！」と怒りに震えあがっている。
そこへ意識を取り戻したサンジがやってきた。
サ「おいちょっと待てルフィ……」
ル「サンジ！無事でよかった！！」
サ「この言いがかりバカの一件、おれが始末つけてやる……！！」
「黒足ィ……始末！！？そんだば死ねェ！おめェが生きて海賊を続ける限り！！オラは永久に平穏の日は来ねェのぬら！！こんな濡れ衣もうたぐさんだらべっちゃ！！」
デュバルが毒銛をサンジに向けて連続発射をする。しかしサンジはそれを素早く避けて跳んだ。
サ「黙れ、おれにとっても見たくもねェあの手配書の落書き！！そいつが実在してんじゃねェよ！！！
『目(ウイユ)！！鼻(ネ)！頬(ジュー)！口(ブーシェ)！歯(ダン)！あご(マントン)！！』｣
容赦なくデュバルの顔に蹴りを打ち込んでゆくサンジ。成す術もなくデュバルは悲鳴をあげることしかできない。骨格の変型する音がバキボキと響いている。
槍「うわぁ…」
貴「絶対受けたくないあんなの…」
デュ「あばっあばばっ！！ぶへあ！！も……もうやめ……」
サ『整形(パラージュ)ショット！！！』
デュ「ダバァアアア！！！」
最後の一撃と共に、デュバルはズシンと倒れこむ。
気絶した男の容姿がすっかり変わっているのを見る
貴「あれま…」
すっかり別人じゃねぇか…
あれならばもう彼が海兵に追われることもなくなるだろう。
貴「なんだかんだで優しい奴だな、サンジは」
サンジによってハンサムな顔を手にいれたデュバルは、人生バラ色ライダーズに改名し感謝の言葉を述べて連絡先を残して去っていった。
ルフィ達はハチにたんまりタコ焼きを食べさせてもらい、サニー号で一息つきながら魚人島への行き方を教えてもらっている。
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作者名：覇月 | 作成日時：2020年8月16日 8時
