第809話 ページ28
デュ「今日という日を待ってたんだらべっちゃ……貴様をブチ殺すと心に決めでオラは海さ出た……！！だどもおめェを探すのは……大変だったべっちゃ……！……手配書と本人の顔が違ーがらなァ……！！海軍や賞金稼ぎはもすかすて本人を見がげでも素通りがもすれねェぬらなァ！！……いィやそんだら事はねェ……！！奴らはお前を見づげる！！見づけでそいづらこう言うぬら……『見づけだどー！！黒足のサンジ』！！――そしてオラは言う……オラ違うよォーーー！！！オラそんな奴知らねェよーー！！海賊ですらねェぬらべっちゃ！！！」
……そう叫んで涙を流す顔は、まさにサンジの手配書と同じ顔であった。
自分へと走り込んでくる憎き男に、デュバルは尚も涙で訴えかけている。
デュ「分がるが！？ある日突然命を狙われたオラの恐怖！！……なしてオラが海軍本部に追われなぐっちゃならねんだ！！名のある賞金稼ぎに殺されがげにゃならねェぬら！オラが一体何をすた！！？オラの人生を返せェ〜〜〜〜！！！」
サ「知るかァ〜〜〜〜〜〜〜〜！！！」
デュ「ボベ〜〜〜〜〜！！！」
怒りのままに渾身のキックを喰らわせたサンジだが、デュバルだってそう簡単に引き下がらない。
デュ「何が知るかだァ！！おめェ以外の誰がこぬ責任さ取るぬらー！！」
サ「うるせー！！あの手配書に頭キテんのはおれの方なんだよ！！」
ギャアギャア言い合いをしている二人の男を眺めながら、恨みの理由を知ったAたちはデュバルとサンジの顔を交互に眺めていた。
貴「驚いたな……世界ってひれぇわ……」
ウ「サンジの奴、奇跡の星の下に生まれてきたんじゃねェだろうか」
ロ「いつの日かすごく面白い最期を遂げそうね」
フ「おれァデュバルって野郎が不憫でならねェ」
ロ「確かに可哀想ね……とんだとばっちりだもの……」
術「こーいうことあんのな……」
この事実に驚いているのは船上だけではなく、陸にあがっているゾロ達もである。
ハ「ニュ〜〜〜〜あいつらそっくりじゃねェか」
ゾ「ウリ二つだ」
ブ「ヨホホホヨホホホホヨホホホホヨホフッゴホッヨホホ」
サ「ブルックてめェ後でハッ倒すぞ！！」
ル「じゃあサンジおれ達先行ってるから」
サ「おれのせいか！？これ！！」
あっさり帰ろうとするルフィにサンジが喚いた。
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作者名：覇月 | 作成日時：2020年8月16日 8時
