第794話 ページ13
槍「別にいいじゃねェかよ、減るもんじゃねェし？」
貴「ギャァァァァ！！来るなァァァァァ！！！」
ギャーギャーと騒がしいのに痺れを切らしたのかアーチャーが出てきた。
弓「さっきから騒がしいぞ、何を((貴「助けてアーチャー！！」は！！？」
彼は目の前の光景を見て固まる。無理もない、マスターとランサーが超全速力追いかけっこをしているのだから。
貴「危ない！ぶつかるぅ‼」
弓「なッ！？」
だが時すでに遅し…
ドシィィィン！！
術「あ…」
槍「…あ〜、大丈夫か？マスター？」
貴「っつう〜」
弓「……ケガはないかね？マスター」
貴「うん、すまないアーチャー。ありがとな」
アーチャーが下になったおかげでAにケガはなかった。
弓「マスター。すまないが降りてはくれないか？(色々とまずい)」
まずいと言うのも、アーチャーの上に乗っかている形なので顔が近いのと…
弓(胸が！！)
そう、胸が当たっているのである。
て、顔ちっっか！！
貴「ご、ごめん！！」
直ぐにアーチャーから離れた。恥ずかしさからか顔が熱くなるのがわかる。
弓「いや、気にするなマスター。で、貴様はなんでマスターを追いかけまわしていた」
ランサーを睨みつけながらアーチャーはそう言った。
槍「いや、マスターが逃げるからよォ」
貴「ぜってェ教えてやんねぇ！」
弓「どういうことか教えてくれないか？マスター」
Aは何故ランサーから逃げていたのかをアーチャーに話す。
貴「ので、私はランサーから逃げていたのです…ちなみにもう足がパンパンです…」
弓「成程…(つまり気恥ずかしくて言えないと…)」
言えないに決まってんでしょ…恥ずかしい
弓「私は言ってもいいと思うがね…」
槍「な？弓兵もこう言ってんだから教えてくれよマスタ〜」
Aは観念し、ランサーに教える。
貴「……目の前にいるんですけどねェ……」
弓「あぁ…そういう……(言えないわけだ……)」
ちなみにランサーはと言うと…
槍「マジか！！おい、キャスターの俺聞いたか？俺らの話だと！！」
術「ほぉ？って事はマスター様は俺らのファンって事か？」
貴「ち、ちょっとした憧れを持っているだけだ！！以上！！！
ふぅ…アーチャー、すまんが紅茶を入れてくれないか？」
弓「了解だ、それに合うデザートもだそう」
貴「おっ！それは楽しみだ」
術「おいマスター話はまだ終わってねェぞ」
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作者名：覇月 | 作成日時：2020年8月16日 8時
