無能女中と直哉くん。【呪術廻戦】

乱心 ページ43

※救済入ります




Aside


禪院家に来て8ヶ月がたった頃、急に渋谷事変？が始まってしまった。

まぁ、私には関係ないだろとか考えていたら当主様が峠を彷徨い始めて集まり？みたいなのに直哉様が呼ばれた。私も着いてこいとの事。

あ、直哉様の暴言が始まった。



直哉「次の禪院家当主は俺なんやから。俺の兄さん方は皆ポンコツやし、叔父…弟のアンタもパッとせぇへん。その娘は論外。甚壱君はなぁ…顔がアカンわ。甚爾くんと逆やったらよかったのにな。」



お！ここで甚壱のパンチが！！それを直哉様は華麗に避ける。

当たれば良かったのに。

てか、甚爾クンって誰だろ。初めて聞く名前だなぁ。そう思って直哉様に視線で訴えてみたら、



直哉「甚爾君は甚壱君の兄弟や。まぁまぁよかったで、顔。」



と、耳打ちしてくれた。成程。



フルダテ「たった今、禪院当主、禪院直毘人様がお亡くなりになられました。」



あ、まじ？あの人たまに酔っ払うと、お小遣いなんて可愛い言葉じゃ表せない程の、お金くれたりしたから少し悲しい。少し。




…なんか、フルダテさんの話を聞いていたら、一瞬は直哉様が当主になる話だったのに、途中からフシグロメグミ？っていう人が当主になる話になってる。

直哉様ブチ切れ案件。こうなった直哉様をあやすのは骨が折れるのに。

そのフシグロメグミと、ついでに宿儺の器を殺 すとか言い出した。あらららら。物騒。



直哉「A、俺はあの2人殺 して来るけど、お前は家に居てはって構わへん。着いてくるっちゅーなら、それはそれで構わへんけど、命が惜しければ着いて来ない方がええで。」

『ここに居ます。』

直哉「ははっ！賢明やと思うで。ほな、行ってくるわ。」

『…直哉様。』

直哉「ん〜？」

『ご武運を。そしてまた、お目に掛かれる事を強く願っております。』

直哉「お前が、そないな言葉使いはると違和感しか無いわ。行ってくるわ。」






なんか、妙な不安感があるんだよなぁ。女の勘…違う野生の勘が私に訴えてくる。

不吉な事が起こりそうだ、と。

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