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慧｢珍しい｣
｢え？｣
有岡くんが出ていった方を眺めながら伊野尾くんが呟いた
慧｢大ちゃんあまり怒らないんだよね、根はとっても優しいからさ。多分戸惑ってると思うんだ｣
｢えっと…｣
慧｢秘密を知られたこと。病気に関しては大ちゃん周りに心配かけたくなくて黙ってたんだよ。みんな知ったら病人扱いするでしょ？｣
伊野尾くんがこっちをみて微笑んだ
ほんとに有岡くんのことが好きなんだね
それはどこか切なさが混ざっている笑顔だった
慧｢大ちゃんどこいったかな！？俺そろそろ探しいかなきゃ。じゃ、Aちゃんまた今度｣
そう言うと伊野尾くんは体育館から出ていった
私もダンボールをとって教室に戻った
･
あれから1週間
伊野尾くんと有岡くんとはクラスが違うから
会うことはなかった
｢仁奈ちゃん、この本直してくるね｣
仁奈｢おけ、ここで勉強しておくから！｣
今日は日曜日で、仁奈ちゃんから
『宿題が終わらないんですが図書館いかない？』
って連絡が来て図書館で勉強会の真っ最中
｢この本は…ここだったっけ？｣
元にあったところに借りてた本を戻して周りの本を見渡す
｢心臓病…について…｣
目に付いた心臓病について書いてあった本
少しだけ読んでみようと思って手にとった
『その本はわかりにくい。どーせ読むんだったら右の本がいい』
｢え？｣
声が聞こえたと思って周りを見渡すが誰もいない
声の通り右の本をみると『よくわかる心臓病』
っていうタイトルの本があった
手に持ってた本を戻してその本を代わりにとった
『俺に興味持ったんだね、忘れろって言ったのに』
やっぱり声がする
ゆっくり声がした方に進むと身を隠すように
棚によっかかっていた人がいた
｢有岡くん……｣
大貴｢………ょ｣
私服姿の有岡くん
目が合うとこっちをみて小さく挨拶してくれた
なぜか有岡くんに会ったことが嬉しくてつい笑うと
有岡くんの顔にも少し笑顔が写った
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有岡担 - コメント失礼します！すっごくこのお話にトリコです笑また次回の更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2020年5月20日 1時) (
レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
あーや(プロフ) - お帰りなさい！ヒミツにドキドキ再開して下さい！ (2020年3月2日 10時) (レス) id: c80a46c1df (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - 頑張ってください！応援してます！楽しみにしています！ (2020年2月21日 11時) (レス) id: c575e5be48 (このIDを非表示/違反報告)
あーや(プロフ) - お話楽しみにしています(*´ー｀*)好きです (2020年2月16日 20時) (レス) id: c80a46c1df (このIDを非表示/違反報告)
ポップ(プロフ) - 知 念 み るさん» 返信遅くなってすみません！読んでくださってありがとうございます！とても嬉しいです笑笑これからも頑張るので最後までどうぞ楽しんで貰えたら嬉しいです！ (2019年5月17日 7時) (レス) id: de4bc72ec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポップ | 作成日時：2018年8月6日 22時
