君の後ろ姿 (ページ10)

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R.N. ページ10

廉「え？」

山田「はーい、授業始めるよー」

廉「なー、「廉、座ろ」

廉「なんでや！」

山田「永瀬、神、座ってね」

ほんまなんやねん、

神も神や

物わかりよすぎやろ

なんであの子は、山田先生の名前呼んだんや？

ほんと訳がわからへん

でも、

神の言ってた通り、

かわいかったな

他の女とは全然ちゃう

なんか知らんけど仲良くなりたい

あ、そーいや、

なんであの子、

"関西弁やめてくれません？"

なんて言ってきたんやろ？

確かにここ東京やし、珍しいかもしれん

でも、俺、関西育ちやし、

やめろ言われてもムズいわ

山田「んじゃ、ここの英文、永瀬読んで」

廉「え？」

山田「永瀬、ちゃんと聞いてて

んじゃ、いいや、

うーん、じゃあ、

これはちょっと難しいからな、

A、お願いしてもいいかな？」

A「はい、わかりました」

そう言って彼女は立ち上がり、

難しい英文を読み始めた

A「You have the freedom to live your own way
Don't be controlled by the adults
If people give up like that from the start,
Then why were we even born in the first place?
Having dreams means at times you will be faced with loneliness
Move forward at path without anybody
You won't get there even if the world is all the same
Are you really okay with YES?
Silent majority」

すごい、

この子ほんまにすごい

もしかしたら、

山田先生より発音いいかもしれん

ますます気になる

山田「Aありがとう、座っていいよ

気づいた人もいるかもしれませんが、

これは欅坂46のサイレントマジョリティー

という曲のサビです。

俺は、この曲を今の高校生に

ぜひ聞いてほしいと思う

そう思って今日、みんなに配った」

確かに、いい曲やな

でも、俺はやっぱり、

歌詞の内容より、

Aちゃんが気になるねん