君の後ろ姿 (ページ2)

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R.N. ページ2

教室につくと、黒板に席順の紙が貼られとった

神の近くがええなー、

おっ！よっしゃ！神の前やん！

後ろばっか見てよーと笑

神とくだらない話しをしとると席の近い女が

話しかけてきたりもしたけど、軽くかわした

そんな下心ありそうな感じで

話しかけてくんなや、鬱陶しい！

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

？「みんな前向いてくださーい、

今日からみなさんの担任になりました、

山田涼介です。去年担任した子達もいるから

わかるかな？とにかく1年間よろしくね。」

今年の担任、山田先生なんや、

あー、確かに去年2組の担任やったな

バスケ部の顧問も山田先生やから、

俺もよくお世話になっとる

ほんまラッキーやったな

部活のことも聞きやすいし、

山田先生イケメンやから、

女もそっちに行くやろ、俺にとっては好都合や

バスケ部の俺と神は顔を見合わせて

ガッツポーズをした

山田「永瀬と神、話し聞けよー」

廉・神「すんませーん」

山田先生、結構厳しいんやった、

忘れとったわ

これからは怒られんよーにしよー

そう思って前を向いた

ん？

俺は目を

いや、

この時からもう心も奪われてたんかもしれん

俺の左斜め2つ前に座る彼女

いつも俺によってくる女とは違う、

いや、比べるのも失礼なくらいやな

黒髪ポニーテールの女の子

座ってるし、後ろ姿しか見えんけど

なんかキレイや

しかも、彼女は他の女と違って全く山田先生を

見とらんのや

ずっと窓の外、

それもずっとずっと遠くの方を見とる

その姿を俺はなぜか知らんけど

ずっと見つめていた

[座席表］2-4

黒板
○○○○○○○
貴○○○○○○
窓 ○○○○○○○ 廊
側 ○廉○○○○○ 下
○神○○○○○
○○○○○○○