42 _WN.side ページ42
もう寝静まった部屋を2人で抜き足差し足忍び足で歩き、ベッドにもぐりこむ。
…今日くらい、いいよな。
そう思って、小さなAの体に自分の腕と脚をからめて抱きすくめると、びくっと反応するA。
可愛い。
WN「…A、細くね？」
布団の中で抱きしめた体があまりにも華奢でそう聞くと、
「うぉっ、ウォヌさんには負けますよ！」
とムキになったように言い返す。
WN「しーっ！」
「あっ」
慌てて口を手で押さえる様子でさえ可愛い。
「あのう、わ、私ほんとにここにいていいんでしょうか」
WN「なんで？」
「なんかその…ファンの方に大変申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど…」
WN「雇い主命令破る気？」
「いやそれ言われたらもうどうしようもないじゃないですかぁ…」
WN「はは、でも俺がいいからいいの｣
「そうなんですかね…」
WN「とりあえず、今日も疲れたでしょ。
つべこべ言わないでさっさと寝な。」
「はぁい……おやすみなさい、」
Aの背中をとんとんと優しく叩いてあげていると、
しばらくして聞こえてきた、すぅすぅという可愛い寝息。
どんな子守唄よりも寝れる気がする。
いつもうるんだ大きな瞳、
長いまつげ、白い肌、
いつも薄い赤に染まったすべすべのほっぺ、さらさらしたきしみとは無縁そうな茶髪のボブ。
生まれた時からずっと茶髪らしくて、一時期コンプレックスだったとか言ってたな。
ふとすれ違った時、抱きしめた時にふわっと香る、
フレグランスやラベンダーのような甘ったるい匂いじゃなくて、自然なAの匂い。
俺のタイプは黒髪ロングで前髪ナシ、背が高くて大人っぽい女性、って思ってたんだけど、
本当はそうじゃないみたいだ。
俺の腕の中で静かに寝息をたてるこの可愛くて温かいAを見ているだけで、
心が幸せでいっぱいに包まれて。
今だけ、今だけ。
その想いがつのってつのって、
俺の胸をきゅうっと引き締める。
一目惚れはありえない、絶対しないと思ってたのに。
こんな華奢で小さな可愛い年下の子じゃなくて、
大人っぽくてセクシーな、ヌナっぽい人が好みだったはずなのに。
からめた腕と脚の力を少し強めて、
俺も眠りについた。
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ぎゅふん(プロフ) - haruさん» そうなんですね！ありがとうございます！続編も更新楽しみにしてます！ (2020年4月29日 20時) (
レス) id: a361e02bb8 (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - なんか知らんうちにいっぱいありがたい感想がいただけててとっても嬉しい限りです！あと、ぎゅふんさん、設定を明記しておらず申し訳ありません！2016年ころの設定でお話を進めています！ご指摘ありがとうございます(o^^o) (2020年4月29日 16時) (レス) id: e5c57e4bf0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - お父さんの名前弟と全く一緒なんだけどwww (2020年4月29日 13時) (レス) id: 66717ee743 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅふん(プロフ) - ごめんなさい、質問です、00lineは今高1なのですか？日本だと19か20ですよね？年齢の基準が分からず…教えてもらえませんか？あ、読んでてとても面白かったです、更新待ってます！ (2020年4月21日 6時) (レス) id: a361e02bb8 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ(プロフ) - 低身長なのが良きです！！凄く面白いし楽しみです！！これからも更新頑張ってください！待ってます！ (2020年4月21日 1時) (レス) id: 7e4806e875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウォヌさんとウフフアハハ | 作成日時：2020年4月19日 10時
