第1話 ページ2
来島「どこ行きやがった似蔵おおお!」
というまた子の怒声で目を覚ます午前5時。どうやら、また似蔵が行方をくらませたらしい。
来島「今日に限って万斉先輩もいませんし! 何なんスかあの人斬りコンビ!」
言われてみれば万斉も姿を見せない。
もっとも、二人が揃って姿を消すのにはとある共通の理由が存在するのもまた事実。
武市「お二人ならいつもの場所ですよ。」
来島「何で行き先を知ってるんスか。」
武市「いえね。あそこには好みの女の子がいるんで‥‥」
来島「テメーは黙ってろロリコン!」
かぶき町にある小さな仕立て屋。そこの従業員の1人に、どうやら似蔵と万斉は惚れ込んでいるらしい。
事の始まりは、万斉が街でそいつに会ったことだった。
両の腕いっぱいに抱えられた織物用の糸。緑色をした髪に蒼の瞳。
万斉を蠱惑するのに、それはうってつけだったらしい。奴の話を聞いた似蔵は、その小娘の生活圏を調べあげたうえ頻繁に待ち伏せをするようになったという。
高杉「また子。あいつらを連れ戻してこい。」
来島「はいッス!」
ぱたぱたと走って行く桃色の着物を見つめ、俺は一つため息をつく。
あの二人には困ったものだ。名も知らぬガキをつけ回し、焦がれ、手中に収めたいと願っているのだから。
一体、小娘の何が奴らにとっての光たらしめているのか。
それは会わないと解らぬが、とかく魅力的なのだろう。そうでなければ、壊す事しかしないあいつらが恋を覚えるはずもないのだから。
まずは朝飯の準備にかかろうと思う。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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薫(プロフ) - 甘夏さん» はじめまして。退会される場合、投稿なさった作品を全て削除する必要があるようです。 (2020年7月16日 21時) (レス) id: 1f3c8c816f (このIDを非表示/違反報告)
甘夏(プロフ) - 初めまして。場違いなのは分かってるのですが、退会の仕方が知りたくて…。良ければ教えて頂きたいです。 (2020年7月16日 21時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - カエデさん» はじめまして、ありがとうございます! これからもよろしくお願いします! (2020年4月1日 14時) (レス) id: 1f3c8c816f (このIDを非表示/違反報告)
カエデ(プロフ) - はじめまして!ストーリーがめっちゃ好きです!!これからも楽しみにしてます!初コメ失礼しましたm(_ _)m (2020年4月1日 13時) (レス) id: 33589d6472 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - ありがとうございます!すいません、鬼滅の刃は存じ上げず‥‥‥ でも、更新頑張るのでどうかよろしくお願いします! (2019年11月4日 17時) (レス) id: 2de80711c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薫 x他1人 | 作成日時:2018年4月25日 20時