89.ほんとの話 ページ39
直人「さて･･･どこに行こうか･･･」
そう言って運転する直人さんを見て自然とときめいてしまう私。
直人「どこでもいっか〜･･･」
独り言のように呟く直人さんがどこか可愛く見える。
無意識のうちにそのまま見つめてしまっていた。
直人「このまま、話してもいいかな？」
『はい、』
頷きながら返事を返すと直人さんが一度だけこちらを見て微笑んだ。
直人「オーディションお疲れ。
結果はどうであれ、
実力を出せたなら良かった安心したよ。
まぁAなら大丈夫だと思ってたけど･･･
ホント良かった」
そう言って話す直人さんはすごく穏やかな表情で。
そんな顔されてときめかない人いないよ･･･。
胸が苦しい。
気のせいなんかじゃない。
直人「あと･･･今まで振り回してごめん。
あの時は自分のことしか考えられなくて
勝手に傷つけた。
やり方が間違ってた。
でも･･･
でも、キスは後悔してない」
私の言葉を待たずに話していく。
私も何も言わずに聞くことにした。
直人「俺･･･
俺、かっこわるいけどさ、
Aのこと応援したいのにだんだん戸惑ってて･･･
Aの歌、たくさんの人に聞いて欲しいのに、
俺だけのために歌って欲しいって
どこかで思うようになって
でもそれじゃせっかく決意したAの夢を
邪魔してしまうって思った。
Aを一番に応援したいのに独り占めしたい。
誰かに取られてしまうんじゃないかって
不安になった。
でもそんな理由で離れるなんてかっこ悪すぎる。
しかもどんな理由で離れればいいかもわかんねーし
こんなことAに話したら逆に
"自分のせい"って言って出て行きそうで･･･
そんなこと思わせたくなくて、
無理矢理あーゆーことしたんだ。
俺たちの間で何も無くても
あんな場面見れば誰かが間に入って
距離を取らせてくれると思った･･･」
『私の･･･ため、ですか･･･？？』
「そんなかっこいいもんじゃないよ？」
私がそう言うと直人さんは笑いながら
「それだけじゃなくてね･･･」と続けた。
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結城(プロフ) - けいさん» けいさん、コメントありがとうございます！有難いお言葉までありがとうございます(*^^*)今後の予定はわかりませんが何かしら更新できるように頑張ります(^^) (2015年9月24日 17時) (
レス) id: 9bba7c65bc (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - 完結ありがとうございます！ドキドキキュンキュンして、読んでいる間幸せでした♪ぜひぜひヒロインちゃんのデビューまでもみてみたいです！ナオトくんとのラブラブも。楽しみに待ってます(*^o^*) (2015年9月23日 21時) (レス) id: d22372d640 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - おみりゅうさん» おみりゅうさん、コメントありがとうございます！作品大好きなんてすごく優しいです♪更新頑張ります(^^) (2015年6月4日 18時) (レス) id: 9bba7c65bc (このIDを非表示/違反報告)
おみりゅう - 私が、初コメントデスネーこの作品大好きなので凄く嬉しいです。更新頑張ってください＼(^o^)／応援してます。 (2015年6月4日 17時) (レス) id: 940685a467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結城 | 作成日時：2015年6月4日 7時
