63.活動開始…？ ページ13
先生「久しぶりに会って厳しいこと言うようだけど
あなた、何しに来てるの？
周りがどう言ってるか教えてあげる。
"歌手になりたいなんて嘘。
業界人と仲良くなる為に直人くんに近付いた"
なんて言われてるのよ？」
そういうのは私の先生。
電話で呼び出され夜のスタジオに着いてすぐに言われた。
『え･･･』
先生「あのお休みの日から顔出さなくなってきてたから心配してたけど
今はもうそれどころじゃないわ。
お願いだからしっかりして頂戴。
もうやる気が無いならやめて」
思いもしなかった言葉に戸惑ってしまう。
でも確かに最近の自分は浮ついていたから何もいえない。
先生「もちろん、人間誰でも生きていれば何かある。
でもね？
それを隠して努力して
パフォーマンスするのがプロよ」
『･･･』
先生「唯でさえあなたはプロじゃない。
可能性はあるかもしれないけど、まだまだダイヤの原石なの。
磨かないと光らないわ。
練習して練習して努力しない人にしか掴めないものなの。
もちろん、そこそこの実力で人前に出ている人もいるけど、
あんなの本物の歌手じゃない。
A、あなたには本物になってほしいの。
歌いたいなら･･･
あなたの気持ちを届けたいなら
しっかりしなさい」
凄く有難い言葉。
心から私を育てようとしてくれている先生に申し訳なくなった。
『ありがとうございます･･･。
本当にすみませんでした。
私、歌いたいです。本物に･･･なりたいです!!』
先生は優しく微笑んでくれた。
先生「じゃあ、明日からいらっしゃい。
あぁ。あと、来月･･･って言っても3週間くらいね。
このオーディション受けなさい。
受かっても受からなくても自分の実力を知るいい機会だから」
『オーディション？！』
先生「大丈夫よ思いきってやりなさい」
『･･･はい!頑張ります!』
先生「受からなくてもいいわけじゃないから。
最終選考にも残れないようなら、社長･･･HIROさんとの約束も終わったと思いなさい」
『･･･!』
生半可な気持ちではやらせてくれない。
でも、それが本気になるということ。
『はいっ、やらせてください!』
もう遅いからと言われてこの日は帰ることになった。
初めての本物のオーディション。
わくわくして、ドキドキして･･･
明日からのレッスンが待ち遠しくて堪らない。
あんなことになるとは知らない私はただただ、浮かれていたんだ。
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結城(プロフ) - けいさん» けいさん、コメントありがとうございます！有難いお言葉までありがとうございます(*^^*)今後の予定はわかりませんが何かしら更新できるように頑張ります(^^) (2015年9月24日 17時) (
レス) id: 9bba7c65bc (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - 完結ありがとうございます！ドキドキキュンキュンして、読んでいる間幸せでした♪ぜひぜひヒロインちゃんのデビューまでもみてみたいです！ナオトくんとのラブラブも。楽しみに待ってます(*^o^*) (2015年9月23日 21時) (レス) id: d22372d640 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - おみりゅうさん» おみりゅうさん、コメントありがとうございます！作品大好きなんてすごく優しいです♪更新頑張ります(^^) (2015年6月4日 18時) (レス) id: 9bba7c65bc (このIDを非表示/違反報告)
おみりゅう - 私が、初コメントデスネーこの作品大好きなので凄く嬉しいです。更新頑張ってください＼(^o^)／応援してます。 (2015年6月4日 17時) (レス) id: 940685a467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結城 | 作成日時：2015年6月4日 7時
