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そう言われ何も言えなくなる。
志摩さんとのキスを2人に見られてて、
結局九ちゃんとのことも勘付かれて…。
伊吹「で？九ちゃんにもキスされた？」
「九ちゃんは…手に」
伊吹「ふーん…手、ねぇ…」
「……」
伊吹「まだあんだろ？」
「…う……」
伊吹「ほらーもう全部吐けって。
お前ほんっと嘘つくの下手なんだからさぁ。笑」
「抱きつかれた。で、なんか飼い主にじゃれてるワンコみたいで可愛いって思っちゃった」
伊吹「可愛い？九ちゃんが？」
あぁ、言ってしまった。
伊吹なんかに言ってしまった。
伊吹「？……え？それだけ？」
「え、」
伊吹「それだけでそんな凹んでんの？」
「だって！…だって、最初は伊吹だけだったのになんか、3人とも私なんかのこと好きとか言うし…。
訳分かんなくて…。
それに私が来るまでは4機捜の皆は上手くやってきてたのにそれを壊しちゃったんじゃないかって思って」
伊吹が目を丸くして私を見た。
「なに」
伊吹「え、そんなこと？」
「そんなことって、」
伊吹「やーん、私ってばモテ期？
こんなにイケメンから好かれるなんてラッキー♪
くらいで良くね？」
私の言葉を遮ると両手で自分の頬を包んでくねくねと身体を揺らしてそう言った。
そうだろ？って念押しの様にウインクまで。
「ふ…っ、イケメン…って自分で言う？笑」
伊吹「いやいやイケメンじゃん？特に俺とか？」
「…ふふっ、…最高にムカつく顔ですね」
伊吹のドヤ顔はもうドヤってますって意思表示が半端なくてムカつくけど笑いが耐えられなかった。
伊吹に両手で頭を掴まれてわしゃわしゃされる。
「ちょっと、ボサボサになるからっ、」
わしゃわしゃを止めさせようと伊吹の両手首を掴むと、頭を掴まれたまま手が止まる。
伊吹「Aの所為でバラバラなんてだーれも思ってない。
俺なんて恋のライバルがいるだけで張り合いあり過ぎて仕事捗っちゃってますけど？」
「嘘でしょ。笑」
伊吹「嘘じゃねぇって。笑」
「…ほんとに？」
伊吹「ほんと。あ、あと私なんかって禁止な。
次言ったらちゅーすんぞ」
「ふふ…っ、わかった」
伊吹「えー！Aちゃんそこはさぁ、もう一回言ってちゅーさせてくれる流れじゃん」
「ちゃん付けキモい。誰がさせるかセクハラ親父め」
そう言って笑い合う頃には私の気持ちも少し軽くなった気がした。
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結城(プロフ) - nartosasuke1010さん» コメントありがとうございます！コメントで感想頂けると本当嬉しいです(^^)続編の予定はありませんでしたが、楽しんでもらえるならちょっとお話考えてみようと思います(^^) (2021年4月3日 21時) (
レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
nartosasuke1010(プロフ) - 面白かったです！続編と志摩落ち見たいです！ (2021年4月3日 12時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - ちひろさん» コメントありがとうございます！わっ、本当ですね！言われるまで気づきませんでした笑 どんなことでも嬉しいです(^^) (2020年11月24日 19時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - 突然すみません…笑 KYボーイが完全にKY（ここのえ、よひと）かと思いました笑笑 すっごいくだらないことですみません笑笑 (2020年11月18日 0時) (レス) id: ce22831506 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 飴さん» はじめまして、コメントありがとうございます！修正させてもらいます(^^) (2020年10月4日 8時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結城 | 作成日時：2020年9月15日 16時
