酔っ払い ページ39
九重「え」
Aの言葉に九ちゃんが止まった。
自宅で飲んだからか、いつもより気が緩んで酒が進んだAの目は既にトロンとしている。
伊吹「何そのきゅるきゅるな台詞〜っ！
やばくない？！ねぇねぇ志摩ちゃん！」
志摩「煩い」
伊吹のテンションは爆上がり。
何かを期待するようなわくわくした目で、伊吹がAに聞いた。
伊吹「A、」
「ん？」
伊吹「俺達、帰ったら嫌？」
「帰ったらやだ。…伊吹は帰る？」
伊吹「んーん、帰んない♡
だからさ、今日泊まっていい？」
「うん」
我慢出来ずに語尾が♡になっている伊吹。
ニヤニヤし過ぎて気持ち悪い。
そんなことには何も触れずにAはコクンと首を縦に振った。
…酔っ払いが酔っ払いを口説いてんじゃねぇよ。
九重「Aさん本気で言ってます？」
伊吹「九ちゃん煩い」
「皆泊まっていかないの？」
伊吹「え…、俺だけじゃないの？？」
志摩「当たり前だろバーカ。
仮にお前だけのつもりでも俺達も残るから安心しろ」
ドヤ顔で伊吹を見ると分かりやすく落ち込んでいた。
「志摩さん怒ってる…っひっく…」
志摩「A？！怒ってない！なんで泣いてるんだ」
伊吹「うわー、志摩ちゃん泣かせたー」
九重「これ、泣き上戸的なやつじゃないですか？」
志摩「はぁ…コイツそんなに飲んだか？」
Aの近くにある空き缶を見るとさほど量は無いが、
ひとつだけアルコール度数高めのやつが…。
伊吹「あ、それ俺が飲もうと思ってたやつ…」
志摩「お前が原因か…」
九重「…やっぱりと言うかなんと言うか」
俺と九ちゃんが呆れ顔で言うと何故かドヤ顔の伊吹。
伊吹「てことはぁ、このきゅるきゅるのAに会えたの俺のおかげじゃーん？
少しくらい感謝してもよくね？」
志、九「…」
2人して確かにって顔をしてしまっていた。
そんな俺達の会話をよそにAは…
九重「…寝てますね」
志摩「甘えて、泣いて、寝て…、忙しいやつ。笑」
伊吹「寝落ち早っ。笑
でも寝顔もいつも以上にきゅるきゅる…」
志摩「Aが起きるまで仮眠するか」
伊吹「ふぁぁぁぁ…勤務終わってから来たからさすがにねみぃ。おやすみ」
九重「自分も休みます」
そうしてひとまず飲み会はお開きになった。
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結城(プロフ) - nartosasuke1010さん» コメントありがとうございます！コメントで感想頂けると本当嬉しいです(^^)続編の予定はありませんでしたが、楽しんでもらえるならちょっとお話考えてみようと思います(^^) (2021年4月3日 21時) (
レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
nartosasuke1010(プロフ) - 面白かったです！続編と志摩落ち見たいです！ (2021年4月3日 12時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - ちひろさん» コメントありがとうございます！わっ、本当ですね！言われるまで気づきませんでした笑 どんなことでも嬉しいです(^^) (2020年11月24日 19時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - 突然すみません…笑 KYボーイが完全にKY（ここのえ、よひと）かと思いました笑笑 すっごいくだらないことですみません笑笑 (2020年11月18日 0時) (レス) id: ce22831506 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 飴さん» はじめまして、コメントありがとうございます！修正させてもらいます(^^) (2020年10月4日 8時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結城 | 作成日時：2020年9月15日 16時
