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少しウンザリした俺の顔を見てからなのかどうかは分からないが、伊吹が話し出す。
伊吹「んー、俺はもちろん前より…」
志摩「前より？」
伊吹「きゅるきゅるだな〜と思ってる」
志摩「……」
伊吹「あ、ふざけたと思ってる？」
志摩「完全にふざけただろ」
伊吹「全然ふざけてねぇって、この間見たっしょ？
惚れた、って言ってそのまま放置よ？
まぁでもAって呼んで返事くれるようになったからまだ進展した方かなって思ってる」
それだけでも良しとするこの男はかなりの強敵になるんだろうなと思う。
俺から見ても最近は喧嘩というよりじゃれあいに見える。
それに九重まで彼氏立候補発言してたし。
その事もあって俺は焦ったんだろう。
志摩「俺も……告った」
伊吹「ふーんそっかぁ…。
やっぱ志摩ちゃんも告った……ってえええぇ？！！」
俺の言葉に伊吹が急ブレーキを踏んだ。
志摩「危ない！煩い！」
幸い後続車は無かったようでメロンパン号は無事だった。
そのまま近くのコンビニの駐車場に入った。
伊吹「ちょい待ちいつ？！」
志摩「あの日、お前が俺たちに合流する前」
伊吹「聞いてない聞いてない」
志摩「今言った」
伊吹「で…Aは？」
志摩「さぁな」
伊吹「はぁ？！志摩ちゃん俺に言わないなんてそれはないって！」
志摩「違う、聞く前にAは気を失ったから」
伊吹「あー…そーゆーこと。いやでもさぁ、そのタイミングで告ったってずりぃじゃんか〜。
絶対女子的にグッとくるじゃん」
志摩「……」
伊吹「あ！ほら！今志摩期待した顔してんじゃん！」
志摩「、してねぇよ！」
伊吹「じゃあ……会いに行く？」
会いに？まさか…
志摩「Aに？」
伊吹「いや他に誰がいんのよ」
志摩「それはちょっとマズくないか」
伊吹「なんで」
志摩「仕事中だし、ほら、Aは休暇中なわけだし、こ、そう！九重を置いてくのはなんか後ろめたいし」
伊吹「志摩ちゃん…もう少し動揺を隠そっか」
Aから返事を聞くなんてことをリアルに想像したら、あまりにも動揺し過ぎた俺。
挙句、志摩ちゃんは仕事と恋愛は別になる人パターンなのね、とかなんとか言われてしまった。
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結城(プロフ) - nartosasuke1010さん» コメントありがとうございます！コメントで感想頂けると本当嬉しいです(^^)続編の予定はありませんでしたが、楽しんでもらえるならちょっとお話考えてみようと思います(^^) (2021年4月3日 21時) (
レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
nartosasuke1010(プロフ) - 面白かったです！続編と志摩落ち見たいです！ (2021年4月3日 12時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - ちひろさん» コメントありがとうございます！わっ、本当ですね！言われるまで気づきませんでした笑 どんなことでも嬉しいです(^^) (2020年11月24日 19時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - 突然すみません…笑 KYボーイが完全にKY（ここのえ、よひと）かと思いました笑笑 すっごいくだらないことですみません笑笑 (2020年11月18日 0時) (レス) id: ce22831506 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 飴さん» はじめまして、コメントありがとうございます！修正させてもらいます(^^) (2020年10月4日 8時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結城 | 作成日時：2020年9月15日 16時
