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志摩「ほら、」
楽しそうにニヤニヤ笑う志摩さん。
志摩「ほら、A？」
何となく逆らえない視線に恐る恐る呼んでみた。
「か…一未さん？」
志摩「さん？」
「一未くん？」
志摩「んー…イマイチしっくりこないなぁ」
「それなら…かずくん？」
志摩「っ、…うん、じゃあそれで」
なんだかほんの一瞬、志摩さんの瞳が揺れた気がしたけど気のせいかな。
すぐに仕事の間になってわからなくなった。
伊吹「志摩、A、来たぞ」
外で見張っている不機嫌な伊吹からの無線。
いらっしゃいませーという店員さんの声で中に入る今回の重要参考人ことミヤモト。
「はい。かずくん、あーん？」
志摩「…」
「かずくん、美味しいよ？あーん」
志摩「はぁ…、あーん」
伊吹「ちょっ！何恋人ごっこしてんの？！
ねぇ！…くそっまじで代わりたい」
私たちの横を通り過ぎて奥のテーブルに座った。
志摩「今の、必要だったか？」
「だって、かずくん目が怖かったよ？
もっとにこにこしてなきゃこわーい」
志摩「…」
伊吹「ぶっ、ふふ…目が怖いってっ、笑」
無線から伊吹の笑い声。
志摩「…伊吹覚えとけよ」
伊吹「てかさ、Aにあーんさせるなんてどーゆーこと？」
志摩「はぁ…、その脈絡のなさにはほんとびっくりですよ」
伊吹「またむじぃこと言いやがって」
「はい、どうでもいいのでその話終わってくださーい」
伊吹「むー…俺は思ったこと言っただけなのに」
そんなバカみたいな話をしてる時にミヤモトが動く。
「かずくん、」
志摩「あぁ、ちょっと行ってくる」
トイレに立ったミヤモトの後を志摩さんが追った。
伊吹「ねぇ、A」
「…何？」
伊吹「あいちゃんって呼んで。もしくはあいくん」
「……」
伊吹「無視かよ！」
九重「あいちゃん」
「…ぷ」
九ちゃんの絶妙なタイミングについ笑いを堪える。
伊吹「…九ちゃんさぁ、それ全然面白くねぇけど」
陣馬「あーいちゃん」
「ふふ…っ、」
伊吹「いやちょっと陣馬さんまで？！」
緊張感のかけらも無い。
でもやる時はやる、だからこのチームは楽しい。
「ちょっと煩いよ？あいくん？」
伊吹「え、今のAじゃん！
聞き逃したからもっかい言って！」
「言うかバーカ。仕事しろ」
伊吹「ツンデレもひっくるめてきゅるっきゅるっ〜！」
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結城(プロフ) - nartosasuke1010さん» コメントありがとうございます！コメントで感想頂けると本当嬉しいです(^^)続編の予定はありませんでしたが、楽しんでもらえるならちょっとお話考えてみようと思います(^^) (2021年4月3日 21時) (
レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
nartosasuke1010(プロフ) - 面白かったです！続編と志摩落ち見たいです！ (2021年4月3日 12時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - ちひろさん» コメントありがとうございます！わっ、本当ですね！言われるまで気づきませんでした笑 どんなことでも嬉しいです(^^) (2020年11月24日 19時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - 突然すみません…笑 KYボーイが完全にKY（ここのえ、よひと）かと思いました笑笑 すっごいくだらないことですみません笑笑 (2020年11月18日 0時) (レス) id: ce22831506 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 飴さん» はじめまして、コメントありがとうございます！修正させてもらいます(^^) (2020年10月4日 8時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結城 | 作成日時：2020年9月15日 16時
