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「ねぇねぇ九ちゃん、博多弁で好きってなんて言うんだっけ？」
突然、Aさんが言った。
九重「…"すいとーと"ですけど？」
凛とした瞳に俺が映る。
「…うち、あんたのことすいとーと」
九重「…っ、」
ふざけてるのは分かってる。
「あってる？？ねぇ、あってる？？感想は？」
これは…、何の罰ゲームですか。
九重「か、…」
「か？」
九重「可愛か…」
口元を隠してボソっと答えると、Aさんは嬉しそうに笑う。
俺を揶揄う為にやってるとしか思えない。
でもこの台詞は俺しか聞いてないと思うと、
罰ゲームでも揶揄われてるだけでも悪い気はしない。
九重「伊吹さんと志摩さんには言っちゃダメですよ」
「え、なんで？」
九重「Aさんの貴重な博多弁は自分だけのものにしときたいんで」
「変なの。笑
…あれ？今九ちゃんAって…」
九重「別に特に意味はないです。
皆さんも呼ばれてたんで自分も良いかなって。
…ダメですか？」
「全然！仲が良くなったみたいで嬉しい」
ズキ…
何故か胸の奥が痛む。
仲良くなった。
そりゃ4機捜の中では仲良くしている方じゃない。
でもなんか距離があるみたいでちょっとショックだった。
「九ちゃん、ランチ行こ！」
九重「は？」
「博多弁の他に、桔梗さんしか知らない極秘情報教えてあげる」
人の気も知らないで、と言いたいとこだけど、
極秘情報を知りたいとのランチに行くことで
志摩さん達に追いつけるかもとか思ってしまう俺。
こんなのまるで好きみたいじゃないか。
「九ちゃん？行くよー？」
九重「…はい」
そして連れて来られた場所は、女性が7割。
男は女性の連れのみ。…つまりはほぼカップル。
そんな中で俺達は浮いてしまわないだろうか。
「九ちゃんなんにする？」
九重「自分はこれで」
「昔ながらのオムライス。…意外と可愛いの食べるね」
九重「…悪いですか」
「悪くない悪くない！じゃ私ホワイトオムライスにしよーっと」
九重「すみません、これと、これお願いします。
あ、メニューはこのままお借りして良いですか？」
店員「かしこまりました。
はい、ごゆっくり見られてください」
注文を通した後、どうぞ、とメニューを渡すと、
Aさんがまんまるとした目で俺を見る。
「サクサク頼んじゃうからデザート見たかったって言おうと思ってたのに」
九重「注文してからの方がゆっくり見れると思って」
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結城(プロフ) - nartosasuke1010さん» コメントありがとうございます！コメントで感想頂けると本当嬉しいです(^^)続編の予定はありませんでしたが、楽しんでもらえるならちょっとお話考えてみようと思います(^^) (2021年4月3日 21時) (
レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
nartosasuke1010(プロフ) - 面白かったです！続編と志摩落ち見たいです！ (2021年4月3日 12時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - ちひろさん» コメントありがとうございます！わっ、本当ですね！言われるまで気づきませんでした笑 どんなことでも嬉しいです(^^) (2020年11月24日 19時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - 突然すみません…笑 KYボーイが完全にKY（ここのえ、よひと）かと思いました笑笑 すっごいくだらないことですみません笑笑 (2020年11月18日 0時) (レス) id: ce22831506 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 飴さん» はじめまして、コメントありがとうございます！修正させてもらいます(^^) (2020年10月4日 8時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結城 | 作成日時：2020年9月15日 16時
