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…可愛い。いつもよりちまっとしているAが小動物の様に思える。
志摩「びっくりさせて悪かった」
「私も…不用心でした」
志摩「…とりあえず俺が後ろ向いてるうちに服着替える？」
「はい」
すみません、と苦笑いのA。
お互い少し照れながら背中越しに話す。
…いつも話すのとは何か違う。
緊張してる？…俺が？笑
でも不思議とその緊張も悪くないと思える。
きっとAだから。
彼女だからなんとなく心地良いのかもしれない。
「お見苦しいものをお見せしてすみませんでした」
志摩「見苦しいどころかむしろラッキーだったけど？」
「志摩さんもそういう冗談言うんですね。笑」
志摩「俺も男だからな。笑」
「何となく分かってはいましたが、結構オープンなんですか？」
志摩「ムッツリが良かった？」
「…オープンの方が志摩さんっぽい…」
志摩「ふっ、だろ？」
「まぁ伊吹がオープン過ぎるんで度合いが分からなくなってきましたけど」
…伊吹、か。
俺と2人でいる時にも伊吹の名前が出ることは今までもあった。
何も思わなかったのに今はなぜかここに居ない伊吹へのイライラ。
この間の事件でAを抱き締めてた伊吹を思い出してまたイライラ。
「…志摩さん？」
Aの上目遣いに胸がぎゅーっと痛む。
「志摩さん、大丈夫ですか？」
志摩「うーん、大丈夫じゃないかも」
「え？？」
志摩「何か苦しい」
俺の訳の分からない返事にAが心配そうに覗き込んでくる。
「大丈夫ですか？…志摩さん…っ？？！」
思い切ってAを抱き締めてみる。
「志摩さん…？離してくださいよ」
志摩「こうしてれば苦しいの無くなりそうな気がするー」
俺がAの髪に顔を埋めると困ってジタバタしてるA。
職場なのに何の躊躇いもなくこんなことをしてる俺は、
四六時中キャッキャウフフってる伊吹に間違いなく影響されてる。
「そんなわけないでしょう？もう…、」
少し困ったように笑いながらもAは俺の背中を摩ってくれる。
イライラが払い落とされるような感覚だった。
志摩「A、」
「はい？」
Aの瞳に俺が映る。
志摩「…あー、いや何でもない」
まだ言えない。
もうしばらくこの想いは俺だけのものにしておこう。
君の1番になれる自信がつくまで。
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結城(プロフ) - nartosasuke1010さん» コメントありがとうございます！コメントで感想頂けると本当嬉しいです(^^)続編の予定はありませんでしたが、楽しんでもらえるならちょっとお話考えてみようと思います(^^) (2021年4月3日 21時) (
レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
nartosasuke1010(プロフ) - 面白かったです！続編と志摩落ち見たいです！ (2021年4月3日 12時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - ちひろさん» コメントありがとうございます！わっ、本当ですね！言われるまで気づきませんでした笑 どんなことでも嬉しいです(^^) (2020年11月24日 19時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - 突然すみません…笑 KYボーイが完全にKY（ここのえ、よひと）かと思いました笑笑 すっごいくだらないことですみません笑笑 (2020年11月18日 0時) (レス) id: ce22831506 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 飴さん» はじめまして、コメントありがとうございます！修正させてもらいます(^^) (2020年10月4日 8時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結城 | 作成日時：2020年9月15日 16時
