君のせい (ページ21)

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21.久しぶりの葉月ちゃんページ21

「で、会社辞めたの？？？！」

開いた口がふさがらない、と言った顔をするはっちゃん。
本気でかけること、それは

"退職"

『晴れてニートになりました!笑』

「なんで、相談しないのよ･･･」

『だって、決心鈍りそうで･･･』

はぁ、とため息をつきながらも話を聞いてれるはっちゃん。

「二週間ぱったり音沙汰無いと思って、心配して家まで来てみたら･･･
髪も黒に染めて真面目になって･･･ばかじゃないの。
お金は？どう生活するつもり？」

お、お母さんみたい･･･笑

『貯金で何とか･･･でも、さすがに家賃が大きくて』

「でしょうね」

『3ヶ月後、どうなるか分からないのでそれは減らしたいとこで･･･』

じっとはっちゃんを見つめてみる。

「は？無理無理!!狭いもん、家！
それに悠くんも泊まりに来るし･･･」

『･･･リア充め。だよねー分かってはいたけど、どうしようかなー』

「安いとこ引っ越す？」

『それもねー敷金とか礼金考えたらどの道大きくて･･･』

「考えずに辞めたあんたが悪ーい」

『ごもっともです』

うー。とテーブルに顎を乗せて唸ってみる。

「NAOTOさんに相談してみたら？」

『え！』

「意外といい案あるかもよ？ほら、事務所の寮とかあるかもしれないし･･･」

そういうと、私のスマホを操作して電話をかける。

『ちょ、ちょっとどこにかけてるのっ！』

「NAOTOさん･･んー？仕事中かな？」

『いやいややめましょうよー』

なんつーハートしてるんですかねーさん。
三代目のリーダーにそんな簡単に電話できるなんて、もうホント、尊敬しますよ。