【文スト】切り裂き魔〜悪夢の赤目〜【デュラララ】

犠牲者 : 26 ページ28

「私の愛を否定しないで…私は人を斬らないと愛せないのよ！」

罪歌の声が怒りで震えている。

「知ってますよそれくらい」

「知ってるんなら…邪魔をしないで頂戴！！！」


シュッ

危ねぇ…もう少しで斬られてたぞ…

「そっちがその気なら、こちらだって容赦はしませんよ」

そう云って罪歌の肩にナイフを投げる。

ナイフは罪歌の肩を刺し貫いた

だが、罪歌は全身の筋肉を無理矢理稼働させ、私の方へナイフを持って走ってくる。

攻撃が速い！避けるだけで精一杯だ。



その後も、罪歌との戦闘を続け

「今日のところは、これくらいにしてあげる。また貴方のもとへ来るわ…」

もう来るな。

「はぁ……はぁ………」

あ、晩御飯。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

「もしもし…臨也さん。…はぁ……あの…」

『罪歌と戦いでもしたかい？いいよ。行っておいで。ご飯は俺が作っておくからさ』

「ありがとうございます。助かります。」

『いつも迷惑をかけてるからねぇ。』

自覚あったのか。あの野郎

『じゃ、気をつけて帰ってきてね』

ﾌﾞﾂｯ ﾂｰﾂｰﾂｰ

さて、探偵社にでも行こうかな。


___数分後_

タッタッタッタッ！

バァン！

「おい！ドアはもう少…し…椄野？お前！どうしたその怪我！！」


云われると思った

「会い・・・ました・・・さ・・・切り裂き魔・・・」

危ねぇ

罪歌って云うところだった

ていうか何で国木田さん？

ああ、太宰さんの仕事か

大変だな国木田さんも

って云うか、何で私今も無表情何だろう

つーか痛い

あ、やば。ふらふらする

「A！！大丈夫かい！！」

あ、与謝野先生。国木田さんが呼んだのか

ああ、解体されんのか

嫌だなあ

バタッ

そこで私の意識が途切れた

最後なんか声が聞こえたけどまあいいか

それが人生初の気絶の最後の言葉だったことに後悔したのはまた別の話

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