【文スト】切り裂き魔〜悪夢の赤目〜【デュラララ】

犠牲者 : 21 ページ23

その後。
あ、太宰さんなら帰ったよ？

「いやぁ、横浜にもなかなか面白い人材がいるじゃないか。この国は、もう少し真剣に人材不足を心配したほうがいいと思っていたよ。」

……

だめだ…
泣ける。

この人の頭の中が可哀想すぎて

泣ける！！

まじどうしよ。
とりあえず黙っておこう

「それにしても…罪___」


ブチッ

「盗聴されていました。気をつけてください。」

「嘘！？やるねぇ…やっぱり面白いよ太宰君は！！」

「他にも面白いといえる人ならいると思いますよ？探偵社に。」

「その中でも彼は最高に面白い！データといい行動といい……嗚呼！太宰君やAちゃん達のように俺の期待を上回ってくれる人間がいるし、そうでない人間もいる！だから人間は素晴らしい！！だから俺は人間を愛している！！！人LOVE！！俺は人間が好きだ！愛している！！！」

嗚呼…うるせえ…

つか、話途中で変えるなよ…
遮ったの私だけど

「盛り上がっているところ悪いですが、話の続きをお願いします。」

「ああ、ごめんね。で続きだけど…随分罪歌の動きも活発になってきたね。このままじゃ、町全体が支配されちゃうんじゃない？」

「やはり今回の犯人は、罪歌だと思っているのですか？」

まあ、もうほぼ確定だけどね。

「いや、もうほぼ確定じゃないか。」

同じこと考えてた。
でも…

「異能力者という可能性もあるのでは？…」

「でも犯人は複数犯だろ？そして皆が赤い目をしてた。犯人は捕まってはいるが、まだ事件は続く。さらに犯人の記憶がない。これは、罪歌憑きだから起こる現象だ。実際に池袋で同じような現象が起きただろう？」

確かにそうだ。

それに、罪歌と同じような異能力があるとは思えない。

臨也さんの云う通りだ。

「それにしても…」

「何かな？」

「臨也さんといい罪歌といい…異能力者も愛せるんですね。」

「罪歌の方はどうか分からないけど、俺は…異能力の規模によるかな。」


つまり…賢治君とか敦君とかは無理ってことか…

いろいろ難しいな臨也さんって…

！？もしかして、それについていける私って実は凄い奴！？

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