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・(チキン注意) ページ6

「体育館の方に行ったんですけど、バスケ部の先輩っぽい人達が見つからなくて…今日はオフですか?」

「えっいなかった?一緒に見に行こっか」


こんな会話をして二人で体育館&グラウンドの方へ歩いた。


「あ、Y先生」

A先生がこっちに向かってくるおじいちゃん先生に声をかけた。

高校では顧問の先生の人数が多く、このY先生も顧問のようだった。

「A先生、アイツらいませんでしたよ」

「えぇーー帰っちゃいましたか」

え、帰っちゃったの…。


「んーじゃあ明日の放課後また私のとこ来てもらってもいい?先輩達わかんないよね?」

「あ、はい」

「それとさ、バスケのカードとか今持ってないよね?明日持ってきて貰える?」

先生の言うカードとはバスケのメンバーズカード(会員カード?)のこと。

「あ、多分今持ってます」

カバンからサッとお財布を出そうとして、あれ…財布って大丈夫だよな…?と困惑した。

なんたって2ヶ月前は中学生だったんだから。

「これ…ですか?」

おそるおそる見せると「そう、それ!」と言ってなんかやたら嬉しそうだった。

「あ、じゃあちょっと一緒に来てもらってもいい?会員登録しちゃいたいからさ」



「社会科準備室使います?」

使う教室に困る私とA先生にY先生が申し出てくれた。

社会科準備室に入ってみると資料とかいろいろ。

ここ…生徒入れちゃっていいんですか…。

「まぁ適当に座りなよ」

Y先生はそう言って誰か先生の椅子を勧めてきた。

え、これ私なんかが座っちゃっていいのか…。

さっきからずっと私のチキンハートはバクバクとうるさかった。(笑)
だって2ヶ月前は中学生ですから。

「あ、じゃあここにクラスと名前と会員番号書いてもらってもいい?」

勧められた椅子の前の机に付箋を置かれ再度「座っちゃいな」と言われて渋々座る。

ペンを握った瞬間。

「サウスポーか!!」

ビックゥッッ!!←

A先生が急に叫んで飛び上がりそうになった。

「あ、なんか古くさい言い方しちゃった」

今まで幾度となく左利きは指摘されてきたけどここまで過剰に反応されるとは…。



突然、Y先生が冷蔵庫(なんであるの)を漁り出した。

「アイス食べます?」

いやいやいや!学校でアイスなんて食べていいの!?(てかなんであるの?)

チラッとA先生を見るとワーイといった感じにアイスを受け取っている。

きっとこれが普通なんだろう。

そういうことにして書くものを書いちゃってから有り難くアイスをいただくことにした。

・→←高校生



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設定タグ:バイセクシャル , 私事 , オリジナル   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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アレン - 蒼井飛鳥さん» コメントありがとうございます。面白いって思っていただけて嬉しいです!なかなか更新が出来ない状態ですが、これからもよろしくお願いします。 (2018年3月17日 8時) (レス) id: 418e54c30c (このIDを非表示/違反報告)
蒼井飛鳥(プロフ) - コメント失礼します。私もバイで、同じような方がいるかと占ツクを彷徨っていたらこの作品に出会いました。とてもわかりやすくて、こんなこと言ったら何ですが面白かったです。応援しています! (2018年3月14日 6時) (レス) id: c15e0519de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年1月17日 7時

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