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高校生 ページ5

本当は高校でバスケはやらないつもりだった。

中学でやりきったと思っていたし、他の部活に挑戦もいいと思っていた。


まぁ結局私はバスケが好きで、離れられなかったわけだが。


部活動見学でもう決まっているけど一応、といった感じで練習を見に行った。

…下の下なバスケ部なモンだから練習風景はグダグダだった。

若干引き気味な私に一人のすごく可愛い先輩らしき人が話しかけて来た。


出身中学は〜とか、もうバスケ部で決定?とか色々聞いてくれて気さくな人だな、キャプテンかな、マネージャーかな、というのが印象に残った。


次の日、どんでん返しを食らった。

体育の時間だった。

オリエンテーションで体育館に集合した。

昨日話しかけてくれた人が先生達と並んで立っていたのだ。

どうやらキャプテンでもマネージャーでもなく顧問だったらしい。

私の顔を覚えていてくれたらしく、お、と言ってニコッと笑ってくれた。

このときのちょっとした小話として、自己紹介のときに名前があまり聞き取れず、このあと数時間後に酷く苦労をすることになる。


放課後、入部届を持ってとりあえずバスケ部の人たちを探そうと体育館の方へ向かった。

職員室に向かえば良かったのだが知らない大人の視線を浴びるのが怖すぎて行けなかったためだ。

しかし10分くらい探したがバスケ部らしき人たちは見当たらなかった。

いろんな部活の先輩達がチラチラこっちを見ていて、怖くなって校舎に戻った。

校舎に戻って気がつく。

先生の名前、ちゃんと聞き取れてなかった…。

そしてなにより。

職員室どこ。


もう泣きそうになりながら誰もいない薄暗い廊下をウロウロしてた。

なんたって自分の現在位置までわからなかったのだからどうしようもない。

「君、どうしたの。大丈夫?」

たまたますれ違った男の先生が声をかけてくれた。

相当不安そうな顔だったんだろう。

なにはともあれその人に現状を話してみた。


バスケ部の顧問の先生を探している。

何先生?

A先生?だと思います…。


こんな感じだったかな…。

やっぱり新しい先生だけあってその男の先生はA先生を知らず、職員室の場所を教えてくれた。


職員室で声を精一杯張ってもすぐ近くの先生までしか聞こえず、やたら注目を集めるだけになってしまった。

いやもう怖かった(笑)

幸いなことに近くの先生が親切でA先生を呼んでくれた。

A先生はまたあ、という顔をしてニコッと笑ってくれ、やっと少し緊張がほぐれた。

・(チキン注意)→←小、中学生



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設定タグ:バイセクシャル , 私事 , オリジナル   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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アレン - 蒼井飛鳥さん» コメントありがとうございます。面白いって思っていただけて嬉しいです!なかなか更新が出来ない状態ですが、これからもよろしくお願いします。 (2018年3月17日 8時) (レス) id: 418e54c30c (このIDを非表示/違反報告)
蒼井飛鳥(プロフ) - コメント失礼します。私もバイで、同じような方がいるかと占ツクを彷徨っていたらこの作品に出会いました。とてもわかりやすくて、こんなこと言ったら何ですが面白かったです。応援しています! (2018年3月14日 6時) (レス) id: c15e0519de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年1月17日 7時

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