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だらだらと書いても仕方ないだろうから、かなり時間を進めることにする。


自分の気持ちの正体を知ったときのことだ。

所謂イツメンと呼ばれる友達の中の一人との会話で気づかされた。

その友達は私の性癖やらなんやらいろいろとおかしいところをほぼ全て理解してくれている、と言うよりは共感してくれている、世間一般では腐女子と呼ばれる部類の子だ。

仮にあきらと呼ぶことにする。

あきらと、自分を一言で表すと…なんていう意味のない話をしていた。

「私はやっぱ“腐女子”だよねー」

自分が腐女子だとキッパリと認めるあきらにじゃあ私は、と問いかけてみた。

「×××は“バイ”だろ」

意味を知らないわけではないがほとんど聞かないし使わない言葉だったのでしばらく考えた。

「バイって両性愛だよね。やっぱそう見えてるのか…」

別にショックを受けたとかそういうことはなかったけど自分はそうではないと思っていたために動揺した。

「気づいてないかもだけど、顔に出てる。なんか先生の前だと×××に耳としっぽが見えるし」

馬鹿にしてんのか!って小突いてその話は終わった。


その日の部活ではいつも以上にそわそわしてしまい、先生が会議で来なかったため命拾いした気分だった。



帰り道、部活の友達とも別れて一人帰っている中、ボンヤリと考えた。

今までずっと知らないふりをしていた気がする。

本当はとっくに気がついていて、認めたくなくてわからないと言い張っていたのだ。


だって先生は女の人で、先生なんだから。

好きになっちゃいけない相手なのに。


気がついてしまった。

気がつきたくなかった。


“先生が好きだ”


頭にその言葉が浮かんだ瞬間、息苦しくて泣きそうになった。

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設定タグ:バイセクシャル , 私事 , オリジナル   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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アレン - 蒼井飛鳥さん» コメントありがとうございます。面白いって思っていただけて嬉しいです!なかなか更新が出来ない状態ですが、これからもよろしくお願いします。 (2018年3月17日 8時) (レス) id: 418e54c30c (このIDを非表示/違反報告)
蒼井飛鳥(プロフ) - コメント失礼します。私もバイで、同じような方がいるかと占ツクを彷徨っていたらこの作品に出会いました。とてもわかりやすくて、こんなこと言ったら何ですが面白かったです。応援しています! (2018年3月14日 6時) (レス) id: c15e0519de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年1月17日 7時

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