医療彼女と病弱彼氏。

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葵side

涼「あ゛お゛い゛・・っ゛・・だずげ・・で・・っ」
そのうめき声にも似た呼び声で目が覚める
葵「どうしたのっ！？苦しいの！？」
呼びかけるも返事は帰ってこない

涼「ﾋｭｰﾋｭｰ うがっ うがっああああああ！」
意識はないようだが、苦しそうに胸元をつかみうずくまっている

とりあえず、吐かせなければ！腹痛もあるようだしとりあえず、トイレっ！
涼君を背負いトイレに駆ける。涼君が軽くてよかった
涼「ﾋｭｰっハァ ｾﾞｪｾﾞｪ ゴホッ」
荒い呼吸を繰り返す涼君はとても苦しそう

意識のない涼君をトイレの前でかがませ、背中を思い切りたたく
涼「ゴボッ、オエエエエエエっゴボっグエっオエエ」
意識がないので吐くのに遠慮しないから思い切り吐いている

涼「おえっ！あお・・い？ゴボッ オエエエエっ ここは・・？」
目が覚めたみたい
葵「トイレ。おなか痛いなら、便器に座らせるけど・・」
涼「ウエっまだ、おえええっもう少し、吐かせて・・っそしたら・・」
葵「話さなくていいよ。ゆっくり、吐いて」

背中をさすっていると涼君がうずくまる
涼「腹っ・・いてぇ・・っ すわらせ・・て」
葵「わかった。ゆっくりしてね」
便器に座らせ、ドアを閉める
トイレからは
『ビシャアアっううっ！ああっ！ゴボゴボ』
と、うめき声と生々しい音が混ざった音が聞こえる
『うっ・・がっぁ・・・はぁっはぁっ』
ジャー
水が流れる音がしてドアが開く
葵「ひゃっ」
すると気を失った涼くんが倒れてきた

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