医療彼女と病弱彼氏。 (ページ2)

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涼ｓｉｄｅ

俺は幼いころから体が弱かった
激しいことをするとすぐ嘔吐してしまうし熱も出る
そのため学校もたまにしか行けないし運動もできない

今日は調子がいいので学校に行くことにした。

＿学校＿

３時限目。やばい気持ち悪くなってきた。頭も痛い

「大丈夫ですか？」
隣の女の子が話しかけてきた
藤堂葵。
それが彼女の名前だ。

涼「無理かも・・」
葵「保健室行きます？」

彼女がそう聞いてくる。本気で気持ち悪かったので俺は頷いた
葵「先生。朝日奈さんが、体調悪いみたいなので、保健室に行ってきます。」
彼女が手をすっとあげ先生に伝える

先「おう。早退する場合、家まで連れて行ってやれ。場合によっちゃ藤堂も帰っていいからな」
葵「はい。」
葵は俺の腕を肩にかけ保健室に向かう

涼「うっ・・・」
気持ち悪くなってきた。やべぇ吐きそう。
葵「もう少しで、保健室なので、我慢してください」
涼「う・・ん・・」

保健室の前につくと葵はポケットから鍵を取り出す
葵「今日、１年生が校外学習で、先生いないんです。鍵開けますから、ちょっと我慢してください。」
涼「ん・・」

ガチャ
ドアを開ける音がする。直後に、俺はベッドに寝かされる
葵「気持ち悪くなったら言って下さいね。」
そういって、葵は医療器具を用意する。そういや、こいつ保健委員長だったか。

葵「今は、１１時だから・・よし、１２時になったら帰りましょう？」
おれが返事をしようとするが、話すのがきつい。するとそんな俺を悟ってか

葵「あ、返事しなくていいですよ。気持ち悪いでしょう？刺激するのはよくないですし。」
こいつがいい奴で良かったと心底思う