魔法をかけて【CS】 (ページ18)

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【デュナミス魔法】
『模範的理論武装(ニアリーロジカライズ)』
直前に見た魔法をそっくりそのまま再現する魔法。消費する魔力や扱いに必要な技量も本来の使用者のものと同じだけ要する。あくまでも再現できるのは「直前に見た魔法一つ」だけであり、いくつも見たことのある魔法をストックしたり、一度見てから時間が経った魔法を再現することは不可能。

【備考】柊の木でできたしなりにくい杖の持ち主。芯はドラゴンの心臓の琴線でできており、長さは40センチほど。

選択科目は防衛術、パウペル学、魔法生物飼育学の三つ。二年生の時に面白半分で気になった科目を全部取って以来ずっと続けている。

得意科目は飛行術
苦手科目は一般学

魔法は火魔法が得意。複合などの技術や魔力は平均的だが単純な魔法の威力を高めることに関してはピカイチ。

先祖は双世界大戦前には一般界のイギリスで暮らしていた一族だったという。
魔法界が作られることとなり、彼の先祖である人物がそれに貢献したとして爵位を得る。現在では王政が撤廃された為政治上の特権は無いが、今でもそれなりの財と権力を確立している。
当時与えられた爵位は侯爵。

実は彼は根っからの善人であるから性格に記載したような行動が取れるというわけではない。彼の家族は両親と兄二人、ローレンスの五人家族だったのだが、過去の彼はかなりの問題児であった。そんな彼を長男や両親は叱ったり呆れたりしたが、次男だけはローレンスの話を聞き、優しく接した。しかしある日、エネミーと遭遇したローレンスを庇って次男が亡くなってしまう。その際に彼は「優しい人になりなさい」と遺した。それ以来、ローレンスは『いい人』になろうと努力を始めたのだ。

現在の家族仲はそこそこ。現状は優等生のローレンスの件もあって、家族間の空気は少しずつ良くなり始めている。

【バディ】ラディム・バルトシーク