愛してるよバイバイ。4 TH (ページ28)

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・JM side ページ28

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__JM side__

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カーテンから漏れる光に目を覚ますと、

時刻は待ち合わせの1時間前。

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「ん…、ジミン…？何？」

JM「何じゃないでしょ。昨日言ったじゃん今日一緒に出かけるって、早く起きて」

「あ、そうだった…」

JM「はい起きる」「はーい」

隣の部屋に入り、布団に潜っているテウンを叩き起こして遅れない様、すぐに支度をさせる。

だって、今日は

僕が待ち望んでいた日だから。

いや、僕たち皆が待ち望んでいた日と言った方が適切だろうか。

JM「テウン、行くよ」

「ん。あ、ねぇ、どこいくの？」

JM「とりあえずノープラン」

今日は、ノープランで出かけるという程でテウンに伝えて、外に連れ出すことにした。

誰に会うとか、どこに行くとか

あらかじめ言って

前みたいに何かの拍子に拒否反応で

体調崩しても困るから。

「なんだそれ。笑」

JM「たまにはいいじゃん？行くよ」

「ほーい」

僕たちはたまに、ノープランで出かける事があるから、特に怪しまれることなく

僕は車のハンドルを握り、テウンは助手席で腕を組み眠たそうにしていた瞼をゆっくりと閉じた。

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…

「は、何でここ？」

そして、待ち合わせ丁度の時間。

待ち合わせ場所の墓地に着くなり目を覚ましたテウンが目を丸くして運転席の僕へとそう問いた。

JM「今週来てないしょ？ほら降りて、行くよ」

驚いたテウンをよそに、僕は車から降りて
スタスタと目的地に向かう。

ちらっと後ろの方に目を向ければ、テウンは、まぁ、当たり前に僕の後ろを付いてきてるから。

JM「なんだかなー。」

「なに、どうしたの」

JM「んー？なんか、」「？」

JM「子離れする親の気分」「意味不明。笑」

今日、テウンがテヒョンだと証明できて
仮に、なくなった記憶を取り戻せたら、

テヒョンは妹ちゃんの元へ帰って、僕達が過ごしたこの短い共同生活の思い出は

いつかきっと薄れて、消えてしまうのかな。

なんて、考えても仕方がないのに。

でも、そう考えると何だか、

少しだけ、寂しくなる。

まぁ……

寂しいけど、これでいい。

これは、僕があの日海でテヒョンを見つけた日から始めた償いだから。