愛してるよバイバイ。2 TH

・YG side ページ10

…









…









「……すか…」







「………かります……」









誰かの声が聞こえる。









「……わかり…すか…！」









「…ミン………さん！」








誰かが、俺を呼んでる…。









YG「…いっ…てぇ………。」









激しい頭痛。









「ミンさん大丈夫ですか？分かりますか？」









明確に聞こえるようになった声に






目を開けると、






目の前には真っ白な天井。









横には看護師さんがいて








自分が何処にいるか、すぐ分かった。









YG「………病院…か。」









俺が目覚めた事を確認すると、すぐに









「今、先生をお呼びしますね」









と医者を呼びにいった。









そして









コンコン……









数分も経たないうちに担当医が来た。









「調子はいかがですか。頭を少し打ったみたいですが、吐き気などはないですか？」









YG「頭が少し痛むだけで大丈夫です。」









「…あの……看護師からバス事故の話は伺いましたか？」









YG「いえ。」









「運転手の過労による事故みたいで今回の件で犠牲になった方もでました……。」









YG「そうなんですね…」









「それで…お伝えしようか迷ったのですが、ミンさんのお知り合いの方は乗車なさってましたか？」









YG「知り合い………」









あのバスに









乗ってた知り合い……









その時、







やっと頭の回転が追いついてきてハッとした。









YG「………Aが…いた。」

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