男の娘と妖怪探偵団【シャドウサイド】

男の娘と怨みのバレンタイン ページ23

アキ「はあ…」




アキノリがため息をついた。




え、どうしたの？




アキ「ぐふ…ふふふ…ふふ…」




気持ち悪っ。




え、本当にどうしたの？





ウ「楽しそうですね〜」




ウィスパーさん。顔、怖いよ。





真「なんで白目向いてるの？」




ウ「細かいことは気にしないでください。真さん」




真「あ、うん…」




それは細かいのかな？




アキ「うわっ！」




ほら、アキノリ驚いてる。




怖いもん。本当に。




ウ「なに見てたんですか〜？」




アキ「あ！ちょ！」




そう言ってウィスパーさんはアキノリのパソコンを見ようとする。




そしてそれを止めるアキノリ。




真「本当になに見てたの？アキノリ」




アキ「何でもないから！」




ケ「それ、何か見てた時の反応じゃん…」




ト「確かに…」




やっぱり何か見てたんだ！




ピコンピコン♪




真「ん？」




「次のニュースです」




「「？？」」




「さくら元町の洋菓子店を中心に、チョコレートが消える事件が相次いでおり、バレンタインを控え、不安が広がっています」




画像には、『チョコレートが消える』と大きく書かれていた。




アヤ「また怪奇案件かな？」




ナ「…！」




やだな〜。僕チョコレート好きだし…。




ケ「いやいや！これは怪奇とかじゃなくて、只のチョコ好きな人が買い占めてるだけでしょ！」




すると、トウマがパソコンに近寄った。




ト「でも、ニュースでは『チョコが消える』って言ってたし」




真「買い占めてるんだったらｍニュースにはならないと思うよ」




ケ「うっ…」




アキ「それに、どうも怪しいな…」




実際全て怪しいと思うんだけど。




ジバ「っざけんにゃゴラァ！」




真「うわっ！」




吃驚した…。




大きな音と共にジバさんが現れた。




ウ「ウィス！」




ケ「ジバニャン？！」




なんで来たの…。




ていうか、ドア壊れてない？結構大きな音したよ？




ジバ「スーパーにもコンビニにも、チョコが置いてないニャ！」




チョコが消えてるらしいから、そうなんだろうね。




ジバ「どうなってるんじゃコレはぁ！」




凄い怒ってる…。




ジバさんの目線の先にはケースケ。




ケ「いや、俺に言われても…」




真「そうだよ…」

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