Those who create the future 参～誇り高き未来へ～ (ページ12)

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１１４ﾍﾟｰｼﾞ地獄の門番その② ページ12

イギーは逃げた。マンホールの下、下水道へと

流石にここまでは追ってはこまい、そう思っていた

そう思いたかった

「！？」

目の前には鳥公

一体どこから、なぜバレた？！

「なんだァコイツはァー？！」

鳥公はこちらに向けて氷柱をとばしてくる

それはイギーに命中、その体はバラバラになった

水へと落ちていくイギーだった物

鳥公、ペット・ショップは鋭い視線で見ていた

ふと、後ろを振り返り、辺りを飛ぶ

「おい」

「！」

その声は、地上へと続くハシゴの元に見えたのは、先程始末したはずのイギーだった

「甘いぜ！お前が殺したと思っていたのは変幻自在の砂の”愚者(フール)”だぜ！」

水に沈もうとしていたイギー、いや、”愚者”は元の姿へ変化し、ペット・ショップの不意をついた！

☆☆☆☆☆

その頃

『ふぅ〜〜〜っ』

深いため息

落ち着かせるためにはため息をつくのがいいと誰だかに教えて貰った

集中しなくてはいけない……

これからは最終局面なんだから、心に余裕を持って、落ち着いて……落ち着いて………

『はぁ〜〜〜〜っ』

とりあえず、DIOのスタンドがどんな能力であろうと、ある程度対策をしなくちゃ

ずっと考えていたが、いざ本番で成功するかはわからない

1人にして欲しい、と無理を言って1人になったものの……

『………っていうか…なんか、寒いな、この川』

ここはエジプト

こんな真昼間に寒いと感じることがあるだろうか……

☆☆☆☆☆

イギーは水の中にいた

激戦の末川へと逃れたのだ

だが、敵は始末するまでとことん追いかけてくる

現状もそうだ

イギーが立てこもる砂のドームに向けて奴は氷を打ち込んできているのだ！

その氷はドームを囲い、ドームは崩れていく

「！なんてパワーだ！耐えきれない！！こいつの周りには水がある。無尽蔵に氷になる水が！！」

水に逃げたのは間違いだった！ちくしょうっ！

地面を掘る

下へ逃れるのだ

掘って掘って……

「！な、んだ？いきなり空洞が………」

「…………」

目と目が合ってしまった

「鳥公だぁあああ！？！？」

ペット・ショップの口には氷のミサイルが生成されている！

「(愚者は後ろ！逃げ道もないし防御もできない！だが！やるしか、ない！！やらなきゃやられる!)」

ドームの破壊の空気圧を利用し

イギーは勢いよく前へぶっ飛んだ

大きく牙を剥きペット・ショップに噛み付いた

「あああああぁぁぁ！」