Those who create the future 参～誇り高き未来へ～ (ページ9)

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１１１ﾍﾟｰｼﾞカイロにてその② ページ9

ヒューズ達の前に現れたのは毎度おなじみ屍生人たち

「そろそろこの戦いにも決着をつけなくちゃあいけねぇ。お嬢のところにさっさと戻らなくちゃあな！！行くぜ屍生人共！！」

「…………朽ち果てろ」

バッサバッサと切り倒していく

屍生人は呻き声を上げ、次々と襲いかかってくる

「………どけヒューズッ！！」

「え？」

スペランツァのフェリチタ(幸福のスタンド)がメロディを奏で五線譜を創り

スフォルトゥーナ(不幸のスタンド)に姿が変わり禍々しい槍を作り出した

「うおおおう！？ちょ、た、たんま！たんまぁあぁああ！！」

「悪を滅ぼせ……魂を殺せ……ゲイボルグ……ッ！」

スペランツァの殺意を込めた槍は屍生人目掛けて、彼の足蹴りで放たれた

放たれた槍はまるで数十の矢のように分裂して屍生人に降り注がれる

「うっひゃー。もう全部片付いちまったよ……;」

「さてと……」

涼し気な顔をしているスペランツァ

スッキリしたようだ

その時だった

"ドゴォオオンッ"

「「！？」」

近くから大きな衝突音が響いてきた

「ち、近い……」

「…………今の音じゃ誰か怪我してるんじゃあないか……ヒューズ、少し行ってみるか」

「そうだな……誰か怪我人がいたら大変だろうしな……」

2人は音の響いた方へと向かっていった

☆☆☆☆☆

大きな衝突音よりおよそ2分前

4人はポルナレフの元へと向かい、彼とのやり取りのうち、くしゃみをしてかがんだと同時に後ろから見覚えのある男が出てきた

『！』

「この男は……！」

「な……何ぃいい？！バカな！くしゃみだとお？！」

「！」

咄嗟にポルナレフはチャリオッツで一撃を食らわす

ﾊﾞｼｬｱﾝｯ

勢いのまま倒れ、油かなにかが入った壺をこかし、中から液体が漏れている

『ホル・ホース……だっけ』

「あぁ！気をつけろ！！そこの箱の下にも誰かいるぞ！」

ポルナレフが指さす方向には小さな木箱がある

『しつこいなぁ……！』

Aはスタンドを構えようとする

「？！Aッ！」

『え？』

承太郎は強い力でAを弾き飛ばした

『きゃあっ…………！』

その次の瞬間だった

"ドゴォオオンッ"

『………っ！！じ…承太郎ーーーっ！！』

承太郎たちめがけて、いや、先程零れた液体にスリップし誤って承太郎たちの方向へとトラックが突っ込んできたのだ

『っ…………あれ……あいつがいない！』

ホル・ホースは姿を消していた