CENTOSETTE Roma �� ページ7
「……それに……奴には麻薬チームは後々不要になるとだけ話した。それだけだ」
『………使えるコマは使うだけ、まあ、正しい選択だとは思うよ……フフフ』
ニタリと笑みを浮かべる
「A……………む…」
気づけばAの瞳はまるで鮮血のように赤くなっていた。少しずつ荒くなる呼吸。危機感を覚えたディアボロはふわふわとしている彼女を揺さぶる
「！おい、A」
『？』
まるで今見ていたものが幻であったかのように、彼女の瞳は元に戻っていた
『？？え……なんです？』
「………いや。なんでもない……」
コイツ……自覚できてないのか………;
『………ふぁあ……にしても疲れました。この話の続きは夜でもいいですか？少し寝たいです』
「……ﾊｧ……勝手にしろ……」
Grazie〜、と言った彼女は部屋のベッドへとダイブ。静かに寝息をたて始めた
「………」
そろそろ、か…………リゾット達にも伝えるべきか……
年々……いや、日に日にか……これがやつの目的か？いや……それとも
「…………」
すやすや眠るAを見つめ、これからの計画を思い起こす
このオレたちを追う輩を始末しなくては……
このディアボロの絶頂を邪魔する者は何者だろうと許さん……
☆☆☆☆☆
その頃……
「にしても、Aが1人で任務たァ珍しいな」
ウロウロするリゾットにプロシュートは呆れながら言った
「アイツの例の発作だが……日に日に悪化しているような気がする……プロシュート、アイツと接していて何か変わったことはないか？」
「変わったことだァ……？」
アイツが来て半年、色々な事があった
買い物や任務でアイツとはそれなりに付き合ってきたが
「……オレは特にねェな」
「そうか……ならいい。」
「……あ？……おめーは何かあんのかよ」
リゾットはゆっくりとソファに座る
「……オレは……アイツがアイツ自身の力を使いこないしていないように見える。体調不良も最近多い……そんな中で1人で任務は荷が重いはずだ……」
ひと切れのメモを取り出すリゾット
「お前……」
「……だが問題はない、らしい。任務に支障はない、と……」
どうやら彼はクロスに連絡をしたようだ
「………支障がねェならおれたちがアイツにしてやれるのことは何もねェぞ」
「フッ。そうだな…………ところで、手を動かせろよ、プロシュート」
「ちっ。うるせーよ。」
しぶしぶ仕事に手をつけるプロシュートであった
ﾁｬﾝﾁｬﾝ♪
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